みなさんハロー!レベロです。
とうとう僕もこの4月から社会人2年目に突入してしまいました。時の流れはとても早い!
窓際族に関するツイートをしたところ、「窓際族になりたいけど、窓際族って悪いことしているようで…」という相談をTwitterのDMにていただきました。
ということで、今回は、「窓際族の存在は本当に悪なのか」というテーマで簡単に書いていきたいと思います。
※窓際族とは、特に仕事を任されない、暇をもてあましているサラリーマンのことを表します。
「新卒窓際族を目指す経緯と窓際族になるには」はこちら↓
また、窓際族を目指される方は、もとまど(@mad_career)さんをフォローすることを推奨します。窓際族にとって有益な情報をいつも発信されています。
僕の今のキャリアがあるのはもとまどさんとの出会いのおかげなので、窓際族としてのキャリアを積みたいなら、フォローしましょう!

そもそも窓際族の存在は悪なのか?

本当に窓際族の存在は社会悪なのでしょうか?
たしかに、会社に所属しているだけで、付加価値を産むような仕事を全くしていないという点をとらえると、とても悪い存在のように感じられます。
そこで、新入社員のLくんを用い、さまざまなステークホルダーの視点で、「窓際族は悪なのか?」書いていきたいと思います。
自由に人生の楽しんでいる
新卒で日系大手企業に入社することとなったLくん。
彼は、学生時代にマルクス経済学「資本論」と出会ったことで、資本主義経済の内部構造を知ってしまい、労働者という立場に絶望しています。
そして、日本の労働法などを学ぶことで、日本の労働市場がさまざまな法規制によって強固に守られていることを理解し、いかに日本の正社員への解雇規制が厳しいかを心得ています。
入社後は、最低限のコミュニケーションは取るものの、無駄に会社の人間と関わることはなく、仕事に関しても意図的に低クオリティの成果物を納期ぎりぎりに提出したり、単純なミスを量産することで、周囲の社員からは期待されなくなりました。
徐々に難しい仕事を振られず、振られる仕事は、メールを部署全体に展開したり、コピーを取ったりするなどの単純作業が大半になりました。
給料がしっかり支払われる
しかし、Lくんは毎日定時に退勤し、業務時間外で同僚との生産性のない無駄な付き合いに参加させられたり、仕事のことで悩むことはなく、自分のやりたいこと・好きなことを存分に楽しんでいます。
また、日系大手企業であれば、年功序列の給与体系が基本であり、窓際族であったとしても、毎月の固定給はもちろん、ボーナスも会社からしっかり支払われます。
汗水垂らしながら本業で大きな成果を出している社員と比較すると、会社員としての全体の年収は多少劣るでしょうが、特に若手社員の場合は誤差です。
副業に資産運用に時間を活用できる
さらに、他の社員が夜遅くまで社畜している中、Lくんは毎日早々に定時であがり、その分浮いた時間をしっかり副業や資産運用等に当てているため、本業以外の収入を含めれば、本業で結果を出している同僚より圧倒的に高収入なのです。
ここまで読んできて、「同僚にこんな社員がいたらムカつく!」など憎悪感や嫌悪感を抱いた方も多いでしょう。わかりますよ。
月に何十、何百時間と残業し、会社に忠誠を誓いながら必死に社畜して、社会の不合理に苛まれながらも、一生懸命仕事に注力して成果を上げたとしても、仕事をろくにしないLくんと本業年収はさほど変わらない。それどころか、窓際族として空いた時間を有効活用しているLくんの方が高収入で、人生充実してそうとなればね。
このようにLくんの存在に腹が立つという感情は理解できます。
しかし、Lくんの存在は本質的にどなたにとって不都合なのでしょうか?
窓際族のステークホルダーとの関係
部署の上司や先輩、同僚
彼が配属される以前から部署の仕事はスムーズに行われていましたよね。
元々仕事が回っていた部署にLくんがただ配属されただけの話です。仕事量自体は以前と変わらないので、Lくんのことは考えずに、ただただ社畜してください。
仕事をしない彼と同じ部署だと、仕事への士気が下がります
仕事への士気が下がる?
ただの新卒社員ひとりの存在で下がるような安っぽい志なんてとっとと捨てて黙って社畜してろ。
それも嫌なら転職でもすれば?
クライアント
高いフィーを払っているのに低クオリティな成果物しか仕上げることができないLくんに仕事をされては困りますよね。
質の低いアウトプットで良いのなら任せてください、どうぞ。
Lくんの家族
Lくんは毎日、会社に出勤して大人として精神的にも、経済的にも独立してますね。
立派に社会にでて、健康で元気にやっていて安心です。
有名大学を卒業し、大手企業に勤め、病気になるようなこともなく、自分の人生を貫き、楽しんでいる自慢の息子でしょう。
Lくんの同期
ただ入社する時期が同じだっただけで、同期間で妙な連帯感を持ち、みなで彼を憎むことは甚だおかしなことです。彼は法や制度を理解、活用して自身の実力で窓際族という既得権益を勝ち得たのです。
恨むなら「年功序列で一律の給与体系」と「使えない社員をクビにできない現行の労働法」でしょう。まあLくんのことを憎んでも制度は変わらないので、あなたも早く窓際族になり、既得権益を享受する側になりましょうね。
マクロ経済
Lくんが働かないことで、新たに社員が必要になるのであれば、雇用が創出されますね。
雇用が生まれれば社会保険料や税金の増加も見込まれます。素晴らしいことではないですか。
会社のオーナー(株主)
ここまでいろいろな視点で書いてきましたが、圧倒的に不利益を被るステークホルダーがいます。
それは、会社のオーナーである資本家です。
資本家は労働者を余分に労働させ剰余価値を生み出し、儲けを出します。しかし、労働者が窓際族となり働かなければ、資本家は配当金などキャッシュを得ることができません。
サラリーマンという現代社会の奴隷を雇い、彼らが生み出したキャッシュの大半を受け取るのが資本家ですからね。
窓際族を嫌う方へ
ということで、窓際族は想像するほど悪い存在ではないし、腹を立ててくるような輩は無視して、自分のやりたいことを貫き通しましょう。
たとえ、迷惑をかけているとしても、一度きりの人生で、リソースは有限です。他人のことに気を遣っている場合ではありませんよ。
窓際族として、ともに人生をエンジョイしましょう!
以上、「窓際族の存在は本当に悪なのか?」について、たとえを用いて簡単に書いてきました。
最後までお読みいただきありがとうございます。少しでも皆さまの参考になることができていたら嬉しい限りです。
今後も定期的に記事を更新していくので、引き続きよろしくお願いします!
【金融・コンサルへの転職ならコトラ】
- 金融業界の求人数と紹介実績はトップクラス
- 業界に精通しているサポーターが豊富
- 転職に関するあらゆるサポートを受けられる

コメント