保険 – MARKET PASS https://market-pass.jp 実用的な投資・キャリア情報にアクセス Mon, 21 Feb 2022 22:43:25 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.3.1 198286927 損害保険の選び方を種類別に解説 https://market-pass.jp/toshi/insurance/3802/ https://market-pass.jp/toshi/insurance/3802/#respond Mon, 21 Feb 2022 22:43:22 +0000 https://market-pass.jp/?p=3802 私たちが加入している保険は、大きく「損害保険」と「生命保険」の二つに分かれます。

「生命保険」は人保険といわれており、人の「死亡リスク」と「病気やケガの入通院リスク」などをメインに保障する保険です。

一方、「損害保険」は、簡単に言うと「生命保険」以外の全ての保険と位置づけられており、人保険だけではなく、モノ(財物)に対する補償や賠償に対する保険です。

この記事では、損害保険の特徴とその選び方について解説します。

損害保険が必要な理由

それぞれの損害保険でカバーする補償範囲は広く多岐にわたっています。また、「サイバーリスク」など、時代の変化とともに新たなリスクも生まれています。

それでは、なぜ損害保険が必要とされるかをまとめてみます。

リスクに備えることができる

補償範囲の広い損害保険によって、さまざまなリスクに備えることが可能です。私たちの日常生活を取り巻くリスクには、下記のとおり、主に4つのリスクがあります。

人的リスク生命保険分野も含めた人に対するリスクです。例えば、「死亡リスク」、「入通院リスク」、「介護リスク」など、私たちの身体に万一のことが発生するリスクです。
財物リスク自然災害や偶然の事故で、私たちが所有している財物(モノ)が壊れてしまった場合のリスクです。自宅、自動車、パソコンなど、さまざまな財物に対するリスクが考えられます。
賠償リスク万一、自分の不注意などの理由で、相手の人にケガを負わせてしまったり、相手の所有する財物(モノ)を壊してしまった場合に、相手に対して賠償(弁償)しなければなりません。これ以外にも、賠償リスクにはさまざまなシーンが考えられます。
その他リスク人的リスク、財物リスク、賠償リスク以外が「その他リスク」になりますが、主に突発的なことが原因で発生する費用と位置づけられるケースが多いです。

あらかじめ損失と必要保証額を確定できる

損害保険の世界では、保険料1,000円の価値が保険金1億円の価値に変貌するようなケースがよくあります。例えば、保険料1,000円を支払った損害保険で、実際に事故が発生し、相手方への賠償金支払いで1億円の保険金となるケースです。

損害保険では必ず「保険金額」や「支払い限度額」が設定されていますので、万一のリスクに対し、いくらの金額まで補償されるかが明確になります。

損害保険の種類と選び方

損害保険はそれぞれのリスクに応じて保険の種類は異なります。では、主な5つの損害保険とその選び方について紹介します。

火災保険の選び方

火災保険は台風などの自然災害で建物が壊れてしまった場合などに補償される保険です。

火災保険は、まず、保険の対象(目的)を選択します。個人の場合は、「建物のみ」、「家財のみ」、「建物と家財」のいずれかで対象を決めます。

次に補償範囲を設定します。火災保険は、主に下記5つの補償が対象です。

  1. 火災、落雷、破裂・爆発の補償
  2. 風災、雹災(ひょうさい)、雪災の補償
  3. 水災の補償
  4. 外部からの衝突、水濡れ(みずぬれ)、盗難、等の補償
  5. 破損・汚損などの補償

通常多い火災保険の補償タイプは、①と②のみを補償するスリムプラン、①~④を補償するスタンダードプラン、①~⑤全てを補償するオールリスクプランの3プランで構成している保険会社が多いです。

地震保険の選び方

地震保険は、主契約の火災保険に付帯する形式で加入しますので、地震保険単独では加入できません。また、地震保険で補償される保険金額は主契約の火災保険金額によって範囲が決まっており、主契約の30~50%の範囲内で地震保険金額を設定します。ただし、建物は5,000万、家財は1,000万限度となっています。

自動車保険の選び方

自動車保険は、主に「賠償リスク」、「人的リスク」、「財物リスク」の3つのリスクに備える保険です。

自動車保険の補償は、主に下記の3つです。

  1. 対人賠償保険・対物賠償保険
  2. 人身傷害保険・搭乗者傷害保険
  3. 車両保険(オールリスク型/エコノミータイプ型)

自動車保険のほとんどの契約者は、①の補償には加入しています。①に加えて、②の運転者や同乗者のケガに対する補償、③の事故による自動車そのものの補償を選んで加入します。

傷害保険の選び方

傷害保険は疾病以外のケガに対して補償される保険で、死亡保険金額、入院日額、通院日額をそれぞれ設定して加入します。また、最近では、医療保険に近い、疾病も補償する「傷害疾病保険」を扱っている保険会社もあります。

賠償責任保険の選び方

日常生活における賠償事故(自動車に関する賠償事故や仕事中の賠償事故は除く)を補償するのが、賠償責任保険(個人賠償責任保険)です。最近は個人賠償責任保険として単独で販売している保険会社は少なく、自動車保険や火災保険などに付帯する「日常生活賠償責任保険特約」として加入するケースが多いです。

まとめ

今回は主に損害保険の補償面を中心に解説しました。

損害保険は、皆さまが備えておきたいリスクから損害保険商品を選ぶほうが、皆さまにとって最適な保険商品を選択可能です。

潜在的なリスクを顕在化し、保険でカバーできる部分を少なくとも把握しておくことが重要です。

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【初加入者向け】生命保険の考え方と選び方 https://market-pass.jp/toshi/insurance/3758/ https://market-pass.jp/toshi/insurance/3758/#respond Mon, 21 Feb 2022 06:51:10 +0000 https://market-pass.jp/?p=3758 家族のケガ、入院など万が一の事態が発生すると、治療費や入院費など様々な出費が突発的に発生します。

生命保険はこのような出費をカバーできる商品ですが、種類が多いためどんな商品に加入すれば良いのかわかりません。

そこでこの記事では、生命保険の基本的な考え方と選び方についてお伝えします。

生命保険の考え方

生命保険の選び方を見る前に、基本となる考え方を見ていきましょう。

【生命保険の選び方】

  • 必要な保障は人によって異なる
  • 定期的な見直しが必要
  • 他の商品との兼ね合いも考える

必要な保障は人によって異なる

生命保険の基本的なかつ最も重要なこととして、必要な保障は人によって異なることが挙げられます。

毎月30万円で生活しているサラリーマンのAさんと、毎月200万円で生活している経営者のBさんが入院したとしましょう。

経済的に裕福な暮らしをしているBさんは、入院時は相部屋ではなく個室を希望するでしょう。この時点で入院費用が大きく異なるので、必要となる保障額が異なります。

また、Aさんはサラリーマンなので、入院している間も給料は支払われます(減額される可能性はありますが)

一方、自分で仕事を回しているBさんは、長期的に入院してしまうと売上が激減する可能性が生じます。収入保障の必要性の面でも、AさんとBさんとでは必要な保障金額は異なるのです。

このように、収入状況、家族構成、ライフプランなどによって必要な保障が異なることを確認しておきましょう。

定期的な見直しが必要

生命保険は定期的な見直しが必要です。自分の経済状況や家族構成が変化すれば、自ずと必要な保障は変化します。加入時から必要な保障が変わらない人はいません。

  • 一人暮らしを始めた
  • 結婚・離婚した
  • 子供ができた
  • 家族と死別した

このような生活の変化が生じると、必ず自分に必要な保障も変化します。

そのため、定期的に”今の自分”にあった保険を選び直したり、保障内容を変更したりすることが重要なのです。

他の商品との兼ね合いを考える

金融商品や不動産など、他の商品との兼ね合いをみて保険商品を選択することも大切です。

例えば、保障と運用の両方が実現できる商品として、近年変額保険への関心が強まっています。必要な保障も備えられ、運用益も期待できることから加入者が増加している人気商品です。

ただし、保障と運用の両立を図る商品として最も適切だと言えるでしょうか。つみたてNISAと掛け捨て保険を組み合わることでも、非課税枠を活用しながら保障と運用を両立させることができます。

また、不動産投資を行っている方であれば、団体信用生命保険に加入しています。この場合でも、別途生命保険に加入する必要はあるでしょうか。

このように、保険商品のみにフォーカスしていると最適な資産形成はできなくなります。

各資産の強みをしっかり享受するためにも、金融商品や不動産との兼ね合いを考慮して保険商品を選択すべきなのです。

生命保険の選び方

次に、生命保険の選び方について見ていきましょう。

【生命保険の選び方】

  • ライフイベントを考える
  • 必要な保障を考える
  • プロに相談する

1.ライフイベントを考える

保険選びの出発点は、ライフイベントの構想から始まります。

ライフイベントとは、文字通り人生の中で発生する出来事であり、下図のようなイベントが該当します。

  • 就職先の収入水準や転勤の有無
  • 結婚願望、子供の願望
  • マイホーム、マイカー購入希望の有無
  • 親の介護の必要性

ライフイベントは個人の価値観が反映されますが、保障金額の設定に関わるため、少なくとも上記の4点についてはしっかり考えておく必要があります。

2.必要な保障を考える

次に、必要な保障額を考えていきます。

有事の際に力を発揮するのが保険商品なので、今後起こり得る万が一の出来事を想定して考えていくと良いでしょう。

  • 自分が亡くなったときに困る家族がいるか
  • 働けなくなったときは、公的保障や貯金で賄えるか
  • 親や自分に介護が必要になったとき、経済的に対応できそうか
  • 自分や家族が希望するライフプランを実現できるか

上記のような観点で、必要な保障を考えていきます。

あまり考えたくないのが正直なところですが、いずれ直面する問題です。保険は早めに加入すればするほど割安で対応できるので、必要性に気付いたその時に真剣に考えることが重要です。

3.プロに相談する

ライフイベントと必要な保障をしっかり考えたところで、保険のプロに相談して考えをブラッシュアップさせると良いでしょう。

保険のプロはお客様を何百人、何千人単位で担当しています。相談者様と同じ家族構成、年代、職業のお客様も担当しているはずなので、経験的に適切な保険料や保険商品を割り出すことができます。

また、当サイトでご紹介している保険のエキスパートは金融商品や不動産にも精通している方々であるため、包括的なアドバイスを受けることができます。

まとめ

今回は生命保険の考え方と選び方をお伝えしました。

ネットで自分で申し込むにしろプロと一緒に考えていくにしろ、今回お伝えした内容は保険に加入する上で土台となる重要な考え方となります。

この記事が皆様の保険選びの一助になれば幸いです。

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