【22年最新版】みずほ証券の証券の業務内容・強みと弱み・平均年収を解説

今回は、大手証券会社であるみずほ証券の業務内容・強みと弱み・平均年収等を発信していきます。

証券業界に興味のある方はご参考ください。

みずほ証券の会社概要

みずほ証券証券は、大手金融グループのみずほフィナンシャルグループ(証券コード:8411)の子会社であり、同グループの証券業務を担っている証券会社です。

会社名みずほ証券株式会社
代表者浜本 吉郎(取締役社長)
所在地東京都千代田区大手町1-5-1
大手町ファーストスクエア
社員数7,336名(2021年9月30日現在)
会社HPhttps://www.mizuho-sc.com/

みずほ証券の業務内容

次に、みずほ証券の業務内容をみてきましょう。

【みずほ証券の業務内容】

  • リテール・事業法人業務
  • グローバル投資銀行業務
  • グローバルマーケッツ業務
  • リサーチ&コンサルティング業務
  • コーポレート業務

リテール・事業法人業務

リテール・事業法人業務では、個人・法人顧客に対して資産運用のコンサルティング営業を行います。

みずほ証券は証券業界屈指の店舗数を有しており、全国の顧客のニーズに対応しています。

リテール・事業法人業務は、担当する顧客層によって次のように分類されます。

リテール営業個人・中小企業オーナーに対し、資産運用のコンサルティングを行う
法人営業さまざまな法人顧客に対し、資産運用や営業協力を行う
プライベートバンキング超富裕層に対し、資産運用、事業承継のコンサルティングを行う
支店営業支援各営業店を様々な形でサポート

グローバル投資銀行業務

グローバル投資銀行業務では、資本市場を活用した株式や債券による資金調達、経営戦略に関わるM&Aアドバイザリーサービスを提供しています。

主要国に拠点を構えることで、国境を跨ぐクロスボーダー案件も積極的に取り組んでいます。

出所:みずほ証券

グローバル投資銀行業務は、次のように分類されます。

カバレッジ業務総合窓口として、各専門部署のプロダクトバンカーと協力しながら、M&Aや資金調達などの提案及び案件執行を主導する
M&Aアドバイザリー業務相手先の選定、企業価値の算定を行い、相手側のアドバイザリーと交渉する
株式引受業務新株発行の支援、株式上場の支援を行う
債券引受業務発行体と投資家のニーズを的確に反映したプライシングを行う
ストラクチャードファイナンス業務不動産や金銭債権の流動化を行う

グローバルマーケッツ業務

グローバルマーケッツ業務では、機関投資家や法人顧客に対して、さまざまな金融商品の取引を提供しています。

東京・ロンドン・香港・ニューヨークの4拠点を連携させることで、世界の機関投資家にあらゆる取引機会を提供する体制を整えています。

グローバルマーケッツ業務は、次のように分類されます。

セールス機関投資家等に対して運用商品を提案し、売買執行までを行う
トレーダー自己でポジションを管理し、自己売買や顧客注文に対する価格提示を行う

リサーチ&コンサルティング業務

リサーチ&コンサルティング業務では、専門性の高いリサーチャー陣による調査体制で、内外景気や業界動向を調査・分析し、各種レポート等を顧客に提供しています。

海外の拠点と連携することで、グローバルマーケットにアプローチできる調査体制を整えています。

リサーチ&コンサルティング業務は、次のように分類されます。

金融市場調査部国内外のマクロ経済分析・クレジット分析などの情報を発信
エクイティ調査部個別企業や業界および経済全般の調査・分析

コーポレート業務

コーポレート業務では、みずほ証券のコーポレートガバナンス、事業の基盤となるシステムや事務など全社横断的な役割をになっています。

多岐に渡る業務をになっており、バックオフィス業務全般を経験する人もいるそうです。

みずほ証券の強み

次に、みずほ証券の強みと弱みを確認していきます。

【みずほ証券の強み】

  • 「One MIZUHO」戦略
  • 投資銀行部門の実績
  • トップアナリストの存在

【みずほ証券の弱み】

  • 固定費が重くなっている
  • 異業種参入・提携に消極的

強みから見ていきましょう。

「One MIZUHO」戦略

みずほ証券の強みは、みずほフィナンシャルグループ一体で推進している「One MIZUHO」戦略にあります。

出所:Career Forum

「One MIZUHO」戦略とは、銀行、証券、信託銀行、アセットマネジメント、シンクタンク、不動産など、みずほグループ各社が積極的に連携することで、サービスの幅と深度を高めていく戦略です。

三菱UFJグループや三井住友グループでは、大々的に全社戦略として銀行・証券・信銀の連携は謳われていません。

グループ内のリソースを効率的に活用していく戦略は、みずほ証券の大きな強みと言えるでしょう。

投資銀行部門の実績

みずほ証券は投資銀行部門のプレゼンスが高いことでも有名です。

競合他社は大きな案件のみを受注しているのに対して、みずほ証券は比較的小さな案件でも積極的に取り組んでいます。

この姿勢が積み重なった結果、常に上位ランカーに位置しています。

トップアナリストの存在

企業やマクロ経済を分析するアナリストの評価が高いことも、みずほ証券の強みの一つです。

みずほ証券の調査陣は、日経ヴェリタスのアナリストランキングで例年TOP2になるほど業界でも指折りです。

人気アナリストランキング:有力機関投資家の国内株式運用担当者らが高く評価している国内株アナリスト、ストラテジスト、エコノミスト、金利・為替アナリストなどを調査し、ランキング化。

引用元:日本経済新聞

有名なアナリストが在籍していると、お客様がその証券会社を認識する一つの材料になるので、営業面でプラスに働きます。

「みずほ証券の〇〇さん、今日日経新聞で見たよ。」
「テレビでお宅のアナリストさんが言っていたけど…」

このような会話の材料が増えるので、メディアへの露出度が高いアナリストがいると営業にはポジティブです。

みずほ証券の弱み

固定費が重くなっている

みずほ証券は証券業界トップの店舗数を誇っています。野村證券や大和証券の倍近くの店舗があるのは驚きです。

もちろん店舗が多ければそれだけ身近に感じてもらいやすいですし、細かい顧客対応もできるでしょう。

しかし、固定費削減として店舗縮小が証券業界の常識になっている中で、今後拠点の多さは負担になってくると思います。

拠点数を強みと解釈するかは見方が別れますが、私は経営上の負担になってくると思います。

異業種参入・提携に消極的

銀行系証券会社に共通することですが、みずほ証券は異業種提携や参入に最も消極的な印象を受けます。

三菱はauカブコム証券でネット証券に参入していますし、三井住友(信託)も大手外資系証券のUBSと組んで新しい形の富裕層ビジネスを始めています。

みずほFGは特段大きな動きはないので、生き残りをかけた戦略が今後必要になって来るでしょう。

みずほ証券の平均年収

次に、みずほ証券の年収についてみていきましょう。今回は有価証券報告書と口コミサイトに記載されている年収を確認していきます。

有価証券報告書でみる平均年収

みずほ証券は上場していないので有価証券報告書を提出する義務がありません。みずほ証券自体の有価証券報告書は確認することができませんでした。

今回は、みずほ証券の親会社であるみずほフィナンシャルグループ(以下みずほFG)の有価証券報告書を参考にしました。

【みずほ証券の平均年収(有報)】

  • 平均年間給与:967万円
  • 平均勤続年数:16年3ヶ月
  • 平均年齢:40歳6ヶ月

参考:みずほFG

みずほ証券の有報ではないので正確性に欠けますが、みずほFG全体の平均年収の期待値として確認すべきでしょう。

口サイトでみる平均年収

次に、口コミサイトのOpenWorkでみずほ証券の年収をみてみましょう。

【みずほ証券の平均年収(口コミ)】

平均年収:707万円

参考:OpenWork(2021/11/25)

みずほ証券の平均年収は他大手証券と比べて低いという証券業界共通の認識を踏まえると、この平均年収は妥当な水準と言えます。

口コミの投稿者の多くが若手・中堅のため、実態はもう少し高くはなりそうです。

みずほ証券の新卒採用

みずほ証券の新卒採用情報をお伝えします。

証券業界に興味のある就活生はご参考ください。

募集職種

【オープンキャリア型】

  • 総合コース
  • エリア総合コース

【スタート特定型】

  • グローバルインベストメントバンキングコース
  • グローバルマーケッツコース
  • リサーチコース
  • IT・リスクマネジメントコース

採用フロー

みずほ証券の採用フローは次のとおりです。

【みずほ証券の採用フロー】

  1. ES提出
  2. 説明会
  3. 面接(複数回)
  4. 内々定

初任給・福利厚生

みずほ証券の初任給、福利厚生は次のとおりです。

【みずほ証券の初任給】

  • 大卒:255,000円
  • 院卒:275,000円
休日完全週給2日制(土曜日・日曜日)、祝日、年末年始等
休暇年次有給休暇(半日単位)・慶弔休暇・リフレッシュ休暇等
休業産前産後の休業・育児休業・介護休業等
会社寮総合職の独身者が入居可。光熱費込みで月額10,000円弱
借上社宅総合職の独身者が入居可。
住宅手当総合職の独身者・既婚者が利用可。最高7.5万円/月
持株会従業員の自社株取得を容易にして財産形成を助成する制度
財形貯蓄企業が毎月の給与から一定額を天引きすることで、会社を通して貯蓄を行う制度

みずほ証券への転職

次に、みずほ証券のキャリア採用情報をお伝えします。

募集ポジション

2021年11月時点で、みずほ証券はキャリア採用を募集しています。

しかし、転職サービスを通じて通年で人材を募集しているので、本気でみずほ証券への転職を目指している方は、転職サービスを利用することが重要です。

おすすめの転職サービスは後述します。

有利になる資格

みずほ証券へ転職するにあたって有利になる資格は次の通りです。

  • 証券アナリスト:あらゆる証券業務に必要な知識を体系的に学習できるから
  • CFP:個人営業に必要な知識を広く・深く学習できるから
  • シニアPB:富裕層開拓に必要な実務的な知識を学習できるから

部門によっては会計士や税理士資格が有利になる場合もありますが、汎用性とコストの面から上記3つの資格を推奨します。

各資格の勉強法について解説している記事があるので、併せてご参考ください。

おすすめの転職サービス

みずほ証券などの大手証券会社への転職には、【コトラ】【リクルートエージェント】がおすすめです。

「金融業界の転職ならコトラ」と言われるほど金融業界とのコネクションが強く、金融関連の求人数と紹介実績が業界トップクラスです。

リテール営業、マーケット、リサーチ、投資銀行など様々なポジションの求人を数多く扱っています。

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また、業界最大級の求人数を誇る【リクルートエージェント】では、みずほ証券をはじめとする証券会社をはじめ、大手保険会社、銀行などの求人も豊富です。

証券業界だけでなく、幅広い業界から自分にあった会社を見つけたい方におすすめです。

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従業員の評判

貯蓄から投資への流れの中で、大手銀行をバックに持つ優位性は大きいと感じています。

メインバンク先の法人さんとは取引しやすいですし、幅広いサービスに対応することができるからです。

銀証連携はみずほだけではないので、どんどん連携を積極化させないと大手5位から脱却できないでしょう。

産休や育休は取得できますが、競合他社ほど積極的に休めない印象があります。

そもそも女性は20代後半〜30代前半で辞めるケースが多いですし、管理職に女性はほとんどいません。

家庭と仕事を仕事を両立しているロールモデルがいないので、女性社員は続けづらいと思います。

19時以降残業できないシステムになっているので、ワークライフバランスはかなり改善されました。

もちろん一部の部署や支店では遅くまで残業するケースはありますが、営業現場は基本的に18時前後には帰れるので、メリハリある生活が送れると思います。

みずほ証券のニュース

最後に、みずほ証券に関するニュースをまとめています。

カーボンクレジット市場に関するプロジェクトへの参加について

みずほ証券株式会社は、グローバルな資本市場の発展に向けた政策提言活動を行う団体である、The Global FinancialMarkets Associationのボードメンバーを務めています。このたび、当社は、GFMAが主催するカーボンクレジット市場に関するプロジェクトに参加し、本プロジェクトより、同市場の基礎的なデータや提言をまとめたレポートが発刊されました。

引用元:みずほ証券(2021年10月28日)

転換社債型新株予約権付社債の買付けに関するお知らせ

本日、ニプロ株式会社から「2026年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債(ソーシャル転換社債型新株予約権付社債)「ソーシャルCB」の発行に関するお知らせ」により公表されましたとおり、対象会社は2026年満期ユーロ円建転換社債型新株予約権付社債の海外市場における募集の方法による発行を決議し、CBは2021年9月27日に発行される予定です。

引用元:みずほ証券(2021年9月9日)

不動産アセットマネジメント会社への出資について

株式会社みずほ銀行、みずほ信託銀行株式会社、みずほ証券株式会社、みずほリース株式会社は、東日本旅客鉄道株式会社と株式会社ジェイアール東日本ビルディング、本日設立したJR東日本不動産投資顧問株式会社の不動産アセットマネジメント事業に参画しました。今後は、みずほ銀行によるファイナンスの提供、みずほ信託銀行によるアセットマネジメント機能等の提供、みずほ証券によるスキーム構築等に関する助言、みずほリースによるリスクマネーの供給を通じ、新会社における私募ファンド事業の拡大や不動産投資法人(REIT)の組成などの不動産アセットマネジメント事業をグループ一体で支援していきます。

引用元:みずほ証券(2021年4月28日)

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