この記事ではビジョナル(ビズリーチ)の事業内容・強みと弱み・平均年収・学歴フィルターなどを発信していきます。
メガベンチャー志望の学生やビジョナル(ビズリーチ)への転職を目指す方は是非ご参考ください。
ビジョナル(ビズリーチ)とは
ビジョナルとは、転職サービス「ビズリーチ」を主力にさまざまなサービスを運営する日本のHR techカンパニーです。
2021年に東証マザーズ市場(現:グロース市場)に上場するなど、高い成長性を誇っています。
会社名 | ビジョナル株式会社 |
代表者 | 南 壮一郎(代表取締役社長) |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷2-15-1 |
社員数 | 1,469名(2021年7月) |
会社HP | https://www.visional.inc/ja/index.html |
ビジョナル(ビズリーチ)の事業内容
ビジョナルの事業内容を見ていきましょう。
【ビジョナルの事業内容】
- HR Tech事業
- M&A事業
- サイバーセキュリティ事業
- Sales Tech事業
- 物流Tech事業
HR Tech事業

HR Tech事業では、転職サイトや人材管理サービスの開発・運営を行なっています。
BIZ REACH | 即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト |
HRMOS タレントマネジメント | 人事業務や組織を可視化できる人材管理クラウド |
HRMOS採用 | 効率的な採用ができるようサポートする採用管理クラウド |
HRMOS勤怠 | シンプルで使いやすい無料のクラウド勤怠管理システム |
eKeihi | 様々な経費の電子化と一元管理を実現した経費精算システム |
キャリトレ | 20代に特化した転職サイト |
ビズリーチ・キャンパス | 大学生のOB/OG訪問をサポートするプラットフォーム |
人材に関して、採用からマネジメントに至るまで幅広く事業展開することで企業の生産性向上をサポートしています。
M&A事業

M&A事業では、「M&Aサクシード」という企業と企業をオンライン上でつなぐM&A特化型マッチングサイトを運営しています。
完全審査制で匿名で交渉可能であることから、安心して機動的な相談が可能となっています。
サイバーセキュリティ事業


サイバーセキュリティ事業では、脆弱性管理クラウド「yamory」と、クラウドリスク評価「Assured」を開発、運営しています。
yamory | オープンソースの脆弱性と対応優先度を自動で可視化するセキュリティツール |
Assured | 国内外のクラウドリスク評価情報を一元化したデータベース |
セキュリティ専門資格を持つ人材がリスク評価を行うことで、企業の管理体制をサポートします。
Sales Tech事業

Sales Tech事業では、「BizHint」という経営者向けのクラウド活用事例やサービス紹介を行うサービスを展開しています。
主なコンテンツは以下のとおりです。
- 用語解説:ヒト・モノ・カネに関する注目の用語解説記事を豊富に用意
- 課題解決事例:成長する企業が利用するツールやその活用事例をお届け
- サービス情報:編集部が厳選した事業課題の解決に役立つサービスの情報をお届け
物流Tech事業

物流Tech事業では、「トラボックス」という運送会社や荷主と空きトラックを保有する運送会社のマッチングするサービスを展開しています。
月間平均荷物情報数14万件、月間トラック情報数9千件以上を誇り、毎月スピーディーな成約を実現しています。
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ビジョナル(ビズリーチ)の強み
次に、ビジョナル(ビズリーチ)の強みと弱みを見ていきます。
強みから見ていきましょう。
ビズリーチの収益性
ビジョナルの強みとして、転職サイト「ビズリーチ」を運営していることが挙げられます。
2022年時点で、類型導入企業数20,000社以上、スカウト可能会員数159万人以上、ヘッドハンター数5,200人以上を誇っており、まさに転職プラットフォームとして確固たる地位を築いています。
全てのKPIが高いレベルで達成されていることもあり、2022年通期のビズリーチ事業の売上高は大台の300億円を大きく上回ることが予想されています。
HCMエコシステムの構築
ビジョナルは、企業の人材活用と人材戦略を支援すべく、ビズリーチ事業以外にもさまざまなHRサービスを提供しています。
それぞれが独立しているのではなく、互いに連携し合う体制が整備されているため、高い利便性と網羅性を顧客に提供できている点が強みです。
ビズリーチで獲得した顧客基盤や知名度を活かして、他の事業と連携する一期貫通型エコシステムの構築を図っています。
内製化された開発力
次にビジョナルの強みとしては、組織においてマーケティング・エンジニアなど事業展開に必要な人材が内製化されていることが挙げられます。

社内に各プロダクトを企画、開発、運営ができるエンジニアとマーケターを抱えることで、サービスを素早く展開できたり、不必要な予算をかけたりするなく、効率的にビジネスをスケールさせることができます。
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ビジョナル(ビズリーチ)の弱み
景気の影響を受けやすいビジネスモデル
ビジョナルの弱みとして、景気の影響を受けやすいビジネスモデルが挙げられます。
人材業界は景気が良く企業の採用意欲が高い時期には収益を上げやすいですが、反対に企業の採用意欲が低い時には収益を上げにくい事業環境です。
実際に新型コロナの際には有効求人倍率が低下したことで、人材業界が大きく痛手を食らったという過去もあります。
こうした景気の影響を受けやすい点がビジョナルの弱みと言えます。
ビズリーチ事業への高い依存度
ビジョナルの弱みとして、ビズリーチ事業に収益が依存していることが挙げられます。
2022年第3四半期決算によると、売上の約90%がビズリーチを中心とするHRセグメントによって構成されています。
現在、多角的に事業展開しているビジョナルですが、それらがマネタイズできるかどうかが課題となりそうです。
ビジョナル(ビズリーチ)の平均年収
有価証券報告書でみる平均年収
ビジョナルが公表している有価証券報告書に平均年収の記載があります。
有報によると、ビジョナルの平均年収は約1,119万円だとわかります。メガベンチャーのなかでもかなり高水準です。
口コミサイトでみる平均年収
次に、口コミサイトのOpenWorkでビジョナルの平均年収をみてみましょう。
有報の年収より低いですが、回答者の多くが若手や中堅であることを踏まえると、納得できる値だと思います。
年収・給与に対する社員の意見
同じくOpenWorkにある「年収・給与」に関するコメントのなかで、参考になるものをいくつかご紹介します。
グレード制をひいているが、グレードを上げるのは⾮常に難しい。500万円代前半まではなんとかなるが、後半に⾏くには役職付き&それなりに評価されないと厳しい。といいつつ最近の中途は経歴次第ではかなり⾼い。
ボーナスや昇給は定期的に存在し、賃⾦に関しては以前に⽐べ⾮常に増加していると聞いている。ただし、他の⼤⼿⼈材系の会社と⽐べるともちろん低い。
ベンチャー企業でここまでしっかりしたものが出来るのかと驚くくらい細かく設定してある。基本的に成果主義ではあるが、⼤前提として細かいコンピテンシー設定があるためマインドセットが重要となる。
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ビジョナル(ビズリーチ)の新卒採用
ビジョナルの新卒採用事情についてみていきます。新卒でビジョナルを目指す学生はご参考ください。
募集職種
ビジネス | エンジニアやデザイナーとともに顧客価値を作り出し、その価値を最大化する役割を担う。 |
デザイナー | プロダクトや広告、マーケティングに関するあらゆるデザインを担う。 |
エンジニア | プロダクトの開発・運用・保守を担う。 |
採用フロー
【ビジョナルの採用フロー】
- エントリー
- ES提出
- 適性検査
- 面接(複数回)
- 最終面接
- 内々定
初任給・福利厚生
【ビジョナルの初任給】
月給:300,000円
生活関連制度 | 特になし |
休暇関連制度 | アニバーサリー休暇、長期休暇 |
資産関連制度 | 財形貯蓄、社会保険、持株会 |
おすすめの就活サービス
ビジョナルをはじめとするメガベンチャーを目指す学生におすすめの就活支援サービスは【dodaキャンパス】【OfferBox】【ビズリーチキャンパス】です。
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ビズリーチキャンパス | ・オンラインで効率的にOB/OGができる ・有名企業の社会人と面談できる |
いずれも無料で登録も2分程度で完了します。複数サービスを活用して、効率的に就活を進めると良いでしょう。
ビジョナル(ビズリーチ)への転職
中途採用での募集職種
2022年7月時点で、ビジョナルは61の職種でキャリア採用を募集しています。

ソフトウェアエンジニア | キャリアインフラを成すサービスのエプロダクト開発 |
法人コンサルタント | 法人企業の経営課題、採用課題解決のコンサルティング営業 |
インサイドセールス | 企業様の潜在/顕在課題に合ったサービス提案を行う |
他にも多くの部門部署で中途採用を募集しているので、ぐるなびへの転職を目指す方は後述する転職サービスを利用すると良いでしょう。
有利になる資格
ビジョナルへ転職するにあたって有利になる資格は次の通りです。
- ITパスポート:業務に最低限必要なIT技術を証明できる
- 各種プログラミングスキル:エンジニア、デザイナー職で必要な知識を証明できる
コスト・スマホ学習を重視した資格講座↓
スタディング

プログラミング講座の決定版↓
TechAcademy

おすすめの転職サービス
ビジョナルなどのメガベンチャーへの転職を目指すにあたって、おすすめの転職サービスは次の4つです。
ビジョナルの求人数を重視する方は「リクルートエージェント」と「リクナビNEXT」で、コンサルなどキャリアアップを目指す方は「ビズリーチ」と「リクルートダイレクトスカウト」がおすすめです。
リクルートエージェント | ・業界最大級の非公開求人数を保有 ・履歴書添削、面接対策など転職サポートが充実 |
リクナビNEXT | ・転職者の8割が利用している実績 ・求人数、オファー数が圧倒的に多い |
ビズリーチ | ・大手金融、コンサルなどハイクラス求人が豊富 ・職務経歴書登録でヘッドハンターがおすすめ求人を 提案 |
リクルートダイレクトスカウト | ・転職後平均年収950万円でキャリアアップを支援 ・企業から直接スカウトが届く |
いずれも無料で登録も1〜3分程度で完了するので、複数のサービスに登録して非公開求人を全てチェックし、各サービスの強みをそれぞれ享受すると良いでしょう。
転職者の評判
⼈材領域がはじめてで、⼊社後3ヶ⽉は苦しみました。ただ⼀定程度できてくると、アプリケーションが本当に優秀なので勝⼿に売れる感じです。深堀した提案が求められる商材ではないので、退屈さを感じます。そのため、ハンズアップ制度があり異なる事業に挑戦ができます。
⽣理休暇や育児休暇など、有給休暇に加えあるため、働きやすく、リモートワークになったので、⼦供の顔もちらほら⾒える事もあり⼦育てしながら働く事もできます。短縮就業も可能です。
⼟⽇出勤などはなく、年に⼀回ほどのペースで深夜出勤があるのみでした。プライベートとの調整はとてもしやすく、基本的に前⽇までに上⻑の許可がおりればいつでも休みがとれました。
まとめ
今回はビジョナルの事業内容や強みと弱みをお伝えしました。
他のメガベンチャーの企業分析記事もあるので、併せて読んでみてください。
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