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メタバースとは?仕組みと関連銘柄・メタバースETFについて徹底解説

メタバース(仮想空間)への関心が株式市場でも高まっています。

この記事ではメタバースとは何なのか、また関連銘柄にはどのような企業があるのかについて解説します

メタバースとは

メタバースとは、インターネット上に広がる三次元の仮想空間のことです。

アメリカの作家、ニール・スティーヴンスンの「スノウ・クラッシュ」という小説に登場するインターネット上の仮想空間が、メタバースという言葉の始まりといわれています。

メタバース内では自分の分身(アバター)を操作し、敵を倒したり、アイテムを集めたり、他のユーザーと交流したりすることができます。メタバースが注目されているのは、コミュニケーションや経済活動が、現実世界と同じように行えるからです。

メタバース市場について

メタバースのサービスは20年前からあった

メタバースのサービスは20年前からありましたが、ゲーム機や家庭用PCのスペックが向上したことにより、近年再び注目を集めています。

20年前と現在のメタバースの違いは何でしょうか。それは仮想空間への没入度です。

VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)などの技術によって、以前は2Dだった仮想空間が3Dになり、参加者は実際にその場にいるように感じられるようになったのです。

現在のメタバースの中心はゲームで、「あつまれどうぶつの森」や「フォートナイト」「マインクラフト」などが代表格です。

ただ、エピック・ゲームズ が運営している「フォートナイト」は、仮想空間で大規模な音楽ライブイベントも開催しています。

8月に行われた人気歌手のアリアナ・グランデさんのコンサートには、3日間で約7,800万人の観客を集めました。フォートナイトは登録ユーザーが約3億5000万人を超えており、エンタテインメントとして巨大な市場になっているのです。

メタバースは年43%の成長見通し

メタバースの市場は急拡大が見込まれています。

調査会社エマージェン・リサーチ(カナダ)は、メタバース市場は2020年の477億ドル(約5兆5千億円)から年平均43%伸び、2028年には8290億ドル(約95兆円)まで膨らむと予測しているのです。

仮想空間上の「土地」も、急激な値上がりをしています。今年の6月には、ディセントラランドの取りが91万ドル(約1億円)で取引され、話題になりました。

メタバースへの注目度は、株式市場でも高まっています。

とくに米メタ・プラットフォームズが、旧フェイスブックから10月28日に社名変更すると発表したことから脚光を浴び、株式市場でも投資テーマとして浮上。

米マイクロソフトやエヌビディア、ウォルト・ディズニーといった世界的な大企業の参入も相次いでいます。

メタバース関連商品

メタバースをテーマにしたETF

米国では、メタバースをテーマにしたETF(上場投資信託)も登場しています。

このETFを日本の証券会社から購入することはできませんが、組入銘柄をチェックしてメタバース関連銘柄を購入することは可能です。

メタバースETF(META)の12月10日時点の組入上位銘柄は、以下の通りです。

【メタバースETFの組入上位銘柄】

  1. エヌビディア 10.83%
  2. ロブロックス 9.93%
  3. マイクロソフト 7.50%
  4. メタ・プラットフォームズ 6.19%
  5. ユニティ・ソフトウェア 4.83%

組入比率1位のエヌビディアは、仮想空間内で共同作業を行うためのプラットフォーム「Omniverse(オムニバース)」の提供を11月9日に開始しました。

「Omniverse(オムニバース)」の主要な用途として、ゲームや建築などにおける3D CGの制作があります。異なる種類の制作ツールを使っているユーザーでも、同じ仮想空間内で3D CGの制作に、同時かつ共同で取り組むことができるのです。

エヌビディアは11月22日に346.1ドルまで上昇し、史上最高値を更新しました。

今後もメタバース関連の中核銘柄として注目です。

国内のメタバース関連株

現時点でメタバースの本命は、海外の大手ネット企業です。

ただ、国内でもNTT(9432)やKDDI(9433)がVR技術を活用した事業強化に乗り出しています。また、グリー(3632)もメタバースへの取り組みを強化しています。

そして、最近では業務提供を通じて「メタバースファッション事業」に進出すると発表したシーズメン(3083)も注目を集めました。

メタバース関連の投資信託

国内の投資信託では、メタバースの一翼を担う分野である「バーチャルリアリティ(VR・AR)」に関連した銘柄に投資する「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」があります。

同ファンドの組入比率トップはエヌビディアの11.4%(11月末時点)であり、メタバース関連に投資したいと考えている人で米国の個別銘柄を購入するのが難しいという人は、「eMAXIS Neo バーチャルリアリティ」に投資するといいでしょう。

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山下@金融ライター・アナリスト

山下@金融ライター・アナリスト

金融ライター・アナリスト

一橋大学経済学部卒業後、証券会社で営業・マーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身 / 投資歴20年以上 / 現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う / 保有資格は証券外務員一種 / Twitterフォロワー2,400人(2021年12月)

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