近年はETFが次々に開発されていることもあり、様々な商品に連動する金融商品が生み出されています。
なかでも金・銀・銅は景気にも関連する商品であるため、マーケットの注目度は高いとされています。
この記事では、具体的な銅の投資方法や関連銘柄などをお伝えしていきます。
銅は何に使われているのか
銅に投資する上で、銅が何に使われているかを理解する必要があります。需要を把握することに繋がるからです。
トヨタ自動車に投資する人が、自動車の販売動向を注視するのと同じロジックですね。
銅には主に次の用途があります。
家電製品 | PC、スマホ、テレビなど。銅の導電性や熱伝導性を利用しています。 |
車両船舶 | 車両のエンジン・パイプや船底など。銅の通電性と耐食性を利用しています。 |
建築物 | 屋根板、送電線、風力発電、太陽電子など。 |
いずれの用途も、景気に左右されるものばかりです。
景気が良いと家電製品や車両の売れ行きは良くなり、企業が積極的に設備投資するので建築需要も高まります。
銅価格と景気の関連については後述します。
銅の産出国と消費国
次に、銅の産出国と消費国についてみていきましょう。
需要と供給から銅価格を考察する上でとても重要になります。
産出国
少し古いデータで申し訳ないのですが(信頼できる情報源でもっとも新しいものでした)、銅鉱石の産出量のおよそ半分はチリやペルーなど南米の国々であることがわかります。
ブラジル以外の南米諸国で問題が起きたら、銅価格への影響がありそうだなとアンテナを張っておくと良いでしょう。
消費国
次に銅の消費国についてです。
ひと目見てもわかるように、中国が主な消費国だと認識しておけば良いでしょう。
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