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【高配当・安定配当】優良配当銘柄を選ぶための7つのポイント解説

こんにちクマ。

今回は、配当目的の投資をする際、銘柄を選ぶ時のポイントを共有させていただくクマ!

優良な配当銘柄を選ぶ際のポイントはいくつもあるけど、全部チェックするとなると結構な労力がかかるので、クマが思う優先順位をつけて紹介するクマね~

チェックリストみたいな感じで使ってもらえるといいと思うクマ!

【注意点】

まず、本題に入る前に注意クマ。

  • インカム投資が一番いい・おすすめだと言いたいわけではないクマ
  • あくまでもクマの見方であり、人によって考え方は違うクマ
  • 長期投資前提クマ

以上の3つをご了承いただいたうえで読み進めてほしいクマ!

配当とは?(配当の本質)

まず、本題に入る前に我々が一般的によく接する「配当」とはどういうことか?一回再確認してみるクマ!

配当=企業が株主に利益を分配することクマ

なので、当たり前の話にはなるけど、「基本は利益がないと分配できない」クマね。

厳密にいえば、利益がなくても資産を売るなりして無理して配当を出したりする企業もあったりするけどクマ。

いずれにせよ、こういう企業はいずれ配当が出せなくなる可能性が高いクマね~

また、企業の方針で配当を出さないということもあるクマ。

成長が著しく、設備投資などに優先してお金をかける場合は配当なしの場合も大いにあるクマね~

この場合、期待で株価が上がりやすいので、配当ではなく、株価の方で株主は利益を享受するクマ。

なので、配当といっても企業によっていろんな考え方があるし、みんながみんな配当を出すとは限らないクマね。

まとめると、配当は「ある程度成熟している&コンスタントに利益が出せる会社」が出す傾向があるという認識でいいと思うクマ!

優先順位①

最も優先順位が高いチェック項目で、絶対見るべきポイントクマ!

  • EPS(1株当たり利益)推移
  • 配当性向
  • 株価&配当利回り

まず、「そもそも配当が出せるかどうか」判断できる指標クマね!

EPSとは?

EPS=Earnings Per Shareの略称で、日本では「一株当たり利益」と言われてるクマ。株主が投資した1株あたりで会社がどれだけの利益をあげているかを判断できる指標クマ。

「求め方=当期純利益 ÷ 発行済株式総数」

配当=利益の分配なので、この利益がプラスでないと配当が出せないクマ。

チェックするときは必ず「単年ではなく、複数年&その推移(傾向)」をしっかりチェックするべきクマよ!

たまたま利益が上がった年、そうではない年があるし、数年の推移をチェックすることで、その会社が今後も安定して配当が出せるかどうかも予測が可能クマ!

特にコロナショックで利益が大幅に上下する企業が非常に多いので、複数年&推移(傾向)はしっかり確かめておきたいクマね!

EPSが順調に伸びてると、今後も安定して配当が出せる可能性が非常に高まるクマね~

【ポイント】
EPSが伸び傾向の企業

配当性向とは?

当期純利益に占める年間の配当金の割合を示す指標クマ!

要は「利益をどれくらい配当に回したか」を示す値クマね~

「求め方=(1株当たり年間配当 ÷ 一株当たり当期純利益)×100」

これが高いほど、利益の多くを配当に回しているということクマ。

ここで注意したいのは、「配当性向が高い=株主への還元意識が高い」ことは確かだけど、「利益の多くを配当に回している=さらに回せる余裕がない」とも言えるので、配当性向が高い企業にインカム目的で投資するときは注意が必要クマ。

配当性向が高すぎると何が起きるかというと、

  • 今後の増配が期待できない
  • 利益が落ちた時に減配の可能性が高い

ので、ベストは「配当性向が低く、一定で推移している企業」クマね!

配当性向推移がどんどん高くなっていけば、配当を出せる余裕がだんだんなくなりつつあるということなので、要注意クマ!

クマ的には70%を超えると、かなり収益構造が強い企業でない限り投資をためらうクマね~

ただ、配当の本質は「利益還元」なので、配当性向が高くても利益が維持できれば配当は続くクマ!

【ポイント①】
配当性向が低い企業→70%以下(高くても利益の維持ができる企業)

【ポイント②】
配当性向推移がどんどん高くなっていない企業

株価&配当利回りもチェックすべきクマ!

端的に言えば、「たまたま高配当」銘柄を見抜くためクマ!

たとえば、配当利回り8%の銘柄があったとして、「どうして利回りが8%なのかを知らないとその銘柄の本当の実力がわからない」クマよ。

もっと具体的に言うと、「株価が落ちた結果高配当」と「株価が安定していて配当自体が高い」では中身がまるで違うクマ。

株価が落ちた結果高配当になってしまった企業は、株価が落ちるということは、株価に影響するほどの心配要素(業績低迷など)があるということなので、今後の配当に影響がある可能性が高いクマ。

さらに、何かの原因で一時的に株価が落ちて高配当になった銘柄は、株価が以前の水準まで戻ると、配当利回りは低くなるクマ。

【ポイント】
株価が下がった結果、高配当になっている銘柄は要注意

優先順位②

優先順位②って書いてあるけど、これもほぼマストクマね!

よほどの理由がない限りは今から紹介する項目も全てチェックしておくことを強くおすすめするクマ。

配当履歴(特に過去の暴落局面での配当判断)

  • 配当方針
  • 売上高・キャッシュフロー推移
  • 業界規模×将来性・該当企業の立ち位置

これらの指標は、安定して配当金を出せるかどうかを判断できるクマね!

配当履歴

文字通り、その会社が過去どういう配当を出したのかをチェックするクマ。

増えたり減ったりしているかどうか、増減はどれくらいかをざっとチェックすればOKクマ!

減配や無配がある時は、要因(赤字など)を調べて判断軸にした方がいいクマね~

特に、過去の暴落局面でも配当維持・増配している企業、累進配当(減配せずに配当の水準を維持または利益成長に合わせて増配し続ける)の企業はかなり優良な企業だといえるクマ!

【押さえておくといい過去の暴落局面3つ】

  • リーマンショック(2008年、2009年)
  • 東日本大震災(2011年)
  • コロナショック(2020年)

【ポイント】
過去の暴落局面(リーマンショック、東日本大震災、コロナショック)で配当を維持・増配している企業

【ポイント】
累進配当企業

上記2つのどれか・どれも当てはまる企業はかなりの優良企業

配当方針

そもそも、会社がどれくらい配当に対して熱心なのかを測れるクマ。

利益があっても、会社が配当を出す気がないのなら配当金は出ないクマ。

企業ホームページの経営企画のところによく書いてあるクマ。

例えば、「当社は20●●年までに、配当性向○○%を目指します」などと書いてあるのでチェックしてみると、今後の配当がどうなるかわかるクマね~

【ポイント】
具体的な配当方針が書かれている企業がよい

売上高・キャッシュフロー

今後も配当を出し続けられる=今後も利益が確保できる・伸びるということなので、利益の源となる売上高がどう推移しているかは要チェッククマね!

売上高が伸びなくても、コストカットなどで利益は確保できるけど、それも限界があるクマ。

キャッシュフロー(=現金流量)とは、主に企業活動・財務活動によって実際に得られた収入から、支出を差し引いて手元に残る資金の流れのことクマ。

会社がお金をどう得てどう使ったかの報告書みたいなものクマね~

特に、キャッシュフローの中でも「営業活動によるキャッシュ・フロー」をよくチェックすべきクマ!

「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、本業でどれだけ稼げたかがわかるので、これがどう推移しているかをチェックすると、利益がどうなりそうか→配当がどうなりそうかがわかるクマ。

【ポイント】
売上高&キャッシュフロー(特に「営業活動によるキャッシュ・フロー」)の推移をチェック

業界規模×将来性・該当企業の立ち位置

業界の規模が大きくなければ、どんなに伸びたところですぐに限界が来るクマ。

逆に言えば、業界規模が大きければ、売り上げが伸びなくても利益の絶対量はある程度確保できるので、安定的な配当が出せたりするクマ。

これに将来性を加えて考えてみると、今後企業が安定して配当が出せそうかどうかがわかるクマね~

「業界規模小×将来性有」だと伸び代だらけだと思うクマ!

現実的にこういう企業は成長企業なので、配当を出さない企業が多いけどクマ。

逆に、「業界規模大×将来性無」だと、しばらくは配当を維持できるだろうけど、時間が経つほど不利になっていくクマ。

該当企業の立ち位置も重要で、追われているのか・追っているのか、この単純な構図でも、今後の利益の伸びがどうなるかに結構な影響を及ぼすので、業界での立ち位置がどうなのかは1回チェックしてみた方がいいクマね~

【ポイント①】
業界規模と将来性は合わせて考えてみる

【ポイント②】
業界での立ち位置は今後の利益に関わってくるので要チェック

その他指標

今まで紹介したもの以外にも、投資を判断するいろんな指標があるクマ。

例えば、以下のような指標も参考になるクマ。

【その他重要指標】

  • 自己資本比率:会社の安全性を見るための指標
  • D/Eレシオ:負債資本倍率。企業財務の健全性(安全性)を見るための指標
  • PER(Price Earnings Ratio):株価収益率。株価がEPS(一株あたり利益)の何倍まで買われているかを見るための指標
  • PBR(Price Book-value Ratio):株価純資産倍率。株価がBPS(一株当たり純資産)の何倍まで買われているかを見るための指標※PER×PBRの「ミックス係数」も1つの指標としてありクマ🐻
  • ROE(Return On Equity):自己資本利益率。投資した資本に対し、企業がどれだけの利益を上げているかを見るための指標

いろんな指標があるので、余裕があれば見てみるのもいいと思うクマ!

というか、できる限り色んな指標を見ておく事をおすすめするクマよ。

ROEなんかは割と見てみてもいいんじゃないかなと思うクマ。

まとめ

優良な配当銘柄を選ぶためのポイントは以下の通りクマ!

【まとめ】

  • EPSが伸び傾向
  • 配当性向が低い(70%以上だと△)/どんどん高く推移していない
  • 株価が下がった結果高配当になった銘柄は要注意
  • 過去の暴落局面(リーマンショック、東日本大震災、コロナショック)で配当を維持・増配している企業、累進配当企業はかなりの優良企業
  • 具体的な配当方針が書かれている企業がよい
  • 売上高&キャッシュフロー(特に「営業活動によるキャッシュ・フロー」)の推移をチェックし、伸びていれば最高
  • 業界規模と将来性、立ち位置をチェックし、利益が伸びそうな企業を選ぶ

恐らく全部を満たす企業は皆無に等しいと思うクマ。

結局、配当投資の本質は「今後何年、何十年先も利益を上げ続けられる企業に投資できるかどうか」に収斂できるので、本質から外れさえしなければ、どの指標を重視する・組み合わせるかは人によって違ったりするクマ。

今回はその一例を挙げてみたクマ。

参考になればうれしいクマ!

長文になっちゃったけど、今回はここまでクマ。

読んでいただき、ありがとうクマ!

業界初、現役IFAがキャリア・アドバイザーを務める転職サービス「IFA PASS」

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どうぶつ投資家

癒し×投資|どうぶつ投資家|投資歴2016/6〜|何もかも普通なクマの顔がお金持ちを目指してがんばるクマ|痒い所に手が届く情報提供をモットーにがんばるクマ|ブログ「投資熊 ゆるふわ資産形成」|Twitterフォロワー25,000人(2021/11/28)

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