CPIのベースデータとなる家計調査が、全国9,000世帯を対象に実施されていることまで前回記事で書かせていただきました。
9,000世帯の選択の仕方は、総務省が家計調査の対象世帯選定にあたっては特定の世帯が続けて調査の対象にならないよう配慮します。
県庁所在地や政令指定都市は常に実施される市ですが、地理的に区切った調査区と呼ばれる単位を調査の都度変更して、対象世帯を決めるのです。
各調査区において二人以上の世帯(勤労者世帯と無職世帯の区別をする)と単身世帯の調査対象数が決められています。
少し専門用語が多くてわかりにくいかもしれませんが、詳しくは下記に公開されていますので、ご興味がある方はご覧ください。
統計局ホームページ/家計調査 標本設計の概要(平成30年) (stat.go.jp)
機械的に選択された調査世帯に、調査員と呼ばれる非常勤の地方公務員が調査のお願いに伺います。
家計調査の調査票
さて、「家計調査」をひとことで言うと、半年間毎日家計簿をつけていただく調査です。厳密にいうと、4種類の調査に分かれています。

家計簿以外は半年の調査期間中に1度だけ提出すればOKです。家計簿は月の前半と後半に分かれています。
家計簿のサンプルは下記に掲載されていますので、ご興味がある方はご覧ください。
家計調査 家計簿 二人以上の世帯用 (stat.go.jp)
なお、かつては手書きの家計簿のみでしたが、現在はオンラインで記録することもできるようになりました。買い物したレシートなどをスマートフォンで撮影した結果を、データ化してくれるサービスもあり、以前より調査対象世帯の負荷が小さくなってきています。

「家計調査」は最初の1か月が大変
「家計調査」の調査世帯になると、家計簿等の調査票と呼ばれる記入用紙(冊子)や記入方法等を説明する説明書のようなもの以外に配布されるものがあります。
- 筆記用具(シャープペンシル、消しゴムなど)
- メモ帳
- 電卓
- 計り
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