投資は情報量とその収集力が結果を大きく左右する行為だと思います。
土日祝日と年末年始以外は毎日動くマーケットに流れる情報をスピード感をもって収集し、自分なりに解釈するのは決して楽な作業ではありません。だからこそ、証券アナリストという職業が存在するわけですが。
ときどき、「どうやって投資情報を入手していますか?」と尋ねられます。
その時、日本株に関してよく答えとして用いるのが日本経済新聞ウェブサイト(以下:日経サイト)の「マーケット」です。
筆者は決して日本経済新聞社の関係者ではありませんが、日経サイトをよく利用する理由を挙げます(以下、図はすべて日経サイトより)。
日経ウェブサイトが有用な理由
銘柄ごとの適時開示を探しやすい
企業がリリースするIR情報等は各企業のウェブサイトに載るので、企業ウェブサイトを検索して閲覧している人が多いかもしれませんが、日経サイトなら銘柄検索するだけでたどり着けます。
各銘柄ごとにおおよそ過去2年分が掲載されているようです。
さらにさかのぼりたいときにはあきらめざるを得ませんが、例えば直近の決算を確認したいという時などはここで十分です。
筆者は、保有株式の決算発表の日に日経サイトを用いて決算短信を確認し、おおざっぱな状況や配当支払い日などを確認しています。
また、適時開示については当日の「ランキング」があります。
閲覧が多い適時開示順に50件が掲載されますので、今日注目されている適時開示が何かがわかりやすいと思います。
業績がわかる
「マーケット」の「業績・財務」を使えば、売上高や利益等の推移も把握できます。
前年比でどうなんだろう?と思うような場面で簡単に使えます。
株主情報がわかる
「マーケット」の「株主情報」で、主要株主の状況を確認できます。
株主の数、投資主体別の保有状況、上位10位までの株主等が半年単位で把握できます。有価証券報告書や会社四季報等でも確かめられますが、日経サイトだと調べるのが楽だと思います。
同業他社がわかる
筆者は、ある銘柄に関してその株価が相対的に安いか高いか、配当利回りの水準が妥当かを判断する際に、「同業他社比較」をします。それだけがすべてではないですが、さしあたりのスクリーニング手段としてわかりやすいです。
その「同業他社」が日経サイトではすぐにわかります。それぞれの銘柄を選択すると、それぞれの銘柄の情報に飛びますので、すぐに確認できます。
もちろん各種の指標等も確認できますので、同業他社との簡易的な比較をしやすいと思います。
当該銘柄を組み入れている投信がわかる
各銘柄の株価が表示されるページの下の方には上記のような、当該銘柄を組み入れている投資信託がわかるようになっています。
全部を網羅しているわけではないと思いますが、銘柄選びの参考になることもあるでしょう。銘柄から投資信託を逆引きする機能は珍しいと思います。
株主優待情報を調べられる
いわゆる「株主優待目当て」投資をしている人もいらっしゃると思います。そのような方にも日経サイトは親切で、優待を実施している銘柄ではその内容を閲覧することができます。
優待を実施していない銘柄は下記の「株主優待」ボタンをクリックできないようになっているので、優待の有無がすぐわかるのも便利です。
最後に
ほかにもいくつか便利な点があると思っていますが、長くなりますのでこれぐらいにしておきます。
是非、ご自身であれこれ使ってみて自分が便利だと思う機能を見つけてほしいなと思います。
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