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脱炭素・気候変動ファンドの設定が急増。特徴と注意点について解説

2021年は、世界的に環境問題への関心が高まりました。そして、国内の投資信託でも「脱炭素」や「気候変動」に関連したファンドの設定が急増しています。

そこでこの記事では、脱炭素や環境問題への関心が高まったのはなぜなのか、そして脱炭素・気候変動ファンドにはどのような特徴があるのかについて解説します。

脱炭素とは

脱炭素とは、地球温暖化の原因となっている二酸化炭素をはじめとする、温室効果ガスの排出を抑えようという運動です。人の活動の拡大により温室効果ガスの排出が増えたので、地球温暖化が進んでいます。

温室効果ガスの中でも、とくに問題視されているのが二酸化炭素です。世界の平均気温を見ると、1891年に統計が始まって以来、約0.95度上昇していますが、二酸化炭素も約40%増加しているのです。

カーボンニュートラルとは

2020年10月、日本政府は2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする「カーボンニュートラル」を目指すことを宣言しました。

これは、二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスの排出量から、森林などによる吸収料を差し引き、合計を実質ゼロにすることを意味しています。

地球規模の課題である気候変動に関しては、2015年に「パリ協定」が締結され、世界共通の目標となっています。

パリ協定は、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べて2度より低く抑え、1.5度程度に抑える努力をするという目的です。パリ協定は先進国・途上国関係なく、すべての国での共通目標となるものであり、地球温暖化対策の基本となる方針です。

このパリ協定の実現に向け、120以上の国や地域が「2050年カーボンニュートラル」という目標を掲げています。

このように環境問題への意識の高まりによって、「脱炭素」「気候変動」に関連するファンドの設定が増えています。

次に、純資産残高が多いファンドの特徴について解説します(2021年12月21日時点)。

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山下@金融ライター・アナリスト

山下@金融ライター・アナリスト

金融ライター・アナリスト

一橋大学経済学部卒業後、証券会社で営業・マーケットアナリスト・先物ディーラーを経て個人投資家・金融ライターに転身 / 投資歴20年以上 / 現在は金融ライターをしながら、現物株・先物・FX・CFDなど幅広い商品で運用を行う / 保有資格は証券外務員一種 / Twitterフォロワー2,400人(2021年12月)

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