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【初心者向け】投資信託の選び方とは?人気商品から考察

資産運用への関心が強まっている中で、手軽に分散投資ができることから投資信託で運用する人が増えています。

しかし、投資信託の数は膨大であり、2020年末時点で5,000本以上の商品が提供されています。商品選びだけで一苦労です。

そこでこの記事では、投資信託の選び方を解説していきます。

投資信託の選び方

投資信託の選び方には様々なありますが、次の4つの方法で選ぶ方が多いです。

【投資信託の選び方】

  • 投資対象から選ぶ
  • 純資産総額から選ぶ
  • 基準価額から選ぶ
  • 分配金から選ぶ

それぞれ確認していきます。

投資対象から選ぶ

その商品が投資している投資対象に着目して投資信託を選ぶ方が多いです。

投資対象とはアセットクラスやカントリークラスを指しており、例として次のようなパターンが挙げられます。

  • 国内債券型
  • グローバル株式型
  • REIT型
  • バランス型

リスクを好む方であればグローバル株式型の商品を、リスクを避けたい方は国内債券型を選ぶと良いでしょう。

各人のリスク許容度を考慮し、その投資対象で運用している商品を選ぶと良いでしょう。

参考までに、国内を代表する運用会社である「野村アセットマネジメント」では、投資信託を次のように分類しています。

純資産総額から選ぶ

純資産総額から選ぶ方法もあります。

純資産総額とは、その商品に集まった投資金額の総額であり、商品の人気度とも解釈できます。当然、純資産総額が大きいほど人気の商品です。

一般的に1,000億円以上の規模で運用されている商品は「大型ファンド」と呼ばれており、運用実績、投資家の数、運用会社の信頼度ともに評価されていると判断できます。

純資産総額を運用会社各社のHPから確認できますが、自社商品のみを掲載しているケースがほとんどです。

そのため、投資信託の情報を総合的にまとめている「MORNINGSTAR」のランキングなどを利用すると、効率的に自分の好みにあった商品を探すことができます。

出所:MORNINGSTAR

もちろん、純資産総額が1,000億円未満でも運用実績のある商品はたくさんあるので、あくまで一つの指標であると認識すると良いでしょう。

基準価額から選ぶ

基準価額を参考にして投資信託を選ぶ方も多いです。

基準価額とは投資信託ことの値段のことであり、運用結果により日々変動します。

ほとんどの投資信託は基準価額10,000円からスタートするので、10,000円を超えている投資信託は運用結果が良いと解釈できます。

運用実績から選択する場合は、リターンから検索すると、指定期間の間でパフォーマンスの良い商品を効率的に見つけることができます。

出所:MORNINGSTAR

基準価額は、市況によって一時的に下落したり、分配金放出によって下落します。実績から評価する場合は有効な指標ではあるものの、絶対視すべきではありません。

分配金から選ぶ

定期的に収入を得たい場合は、分配金を基に投資信託を選ぶと良いでしょう。

分配金とは、投資信託の運用収益から投資家に還元するお金のことであり、決算月に支払われます。

分配金は株式の配当金と同じような仕組みであり、投資家はインカムゲインとして収入の足しにできます。

上の画像はマネックス証券で取り扱っている投資信託の中から、過去1年間の分配金実績を表したものです。

1位の「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の分配金利回りは40%を超えており、投資金額のおよそ半分を1年間の分配金だけで回収できていることになります。

分配金利回り=過去1年間の分配金合計÷1年前基準価額(基準価額の増減を加味していないもの)

マネックス証券

分配金は確かに収入源として活用できますが、分配金の原資は投資信託の純資産であり、放出している分配金額だけ基準価額が低下する点には留意が必要です。

また、分配金の金額や支払回数は変更される可能性があるので、今の分配実績が今後も続くとは限りません。

人気商品から見る投資信託の選び方

現在運用されている投資信託の人気商品を確認することで、今のマーケットに合った商品選びの参考になります。

※2021年9月28日時点の「MORNINGSTAR」の純資産総額を参考にしています。

国内大型ブレンド

TOPIXや日経225など、国内株式指数に連動した商品が人気です。代表的な商品は次の通りです。

  • (NEXT FUNDS)TOPIX連動型上場投信
  • (NEXT FUNDS)日経225連動型上場投信
  • 上場インデックスファンドTOPIX

日本を代表する銘柄に分散投資できるので、国内株をポジティブに評価している人はまず選択肢に入れておくべき商品です。

国際株式

米国株を中心とした国際株式に投資する投資信託も人気です。

  • AB・米国成長株投信Dコース
  • グローバルESGハイクオリティ成長株式
  • グローバル・プロスペクティブ・ファンド
  • ピクテ・グローバル・インカム

高い成長が期待できる外国株式市場に投資できる商品も根強い人気を誇っています。

世界的に株式市場が成長している中で、国際株式市場にアクセスできる投資信託を選んでおくことが無難であるとの見方もあります。

US-REIT

US-REITは米国の不動産市場に投資できる商品であり、高い成長率や分配実績により幅広い投資家に選ばれてきました。

  • ダイワ・US-REIT(毎月決算)
  • フィデリティ・USリート
  • 新光・US=REITオープン

米国の不動産市場は大きな成長を遂げおり、運用会社各社も関連商品をポスターなどで宣伝商品として活用しているほどです。

まとめ

今回は投資信託の選び方をお伝えしました。

投資信託は手軽に分散投資ができる便利な商品である反面、膨大な数が存在するので自分一人では各商品の良し悪しが判断できない場合があります。

投資信託選びはもちろん、そもそも相談者様が投資信託で運用すべきかかどうか、投資信託で運用するにしてもいつ・いくらから始めるべきかなど、なかなか決定できないこともしばしば。

そのような方は、専門家の意見を取り入れ、運用を開始するのも有意義です。

業界初、現役IFAがキャリア・アドバイザーを務める転職サービス「IFA PASS」

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