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【レベル別】FXで重要なチャートパターン12選と注意点(前編)

チャートパターンをしっかり理解することは、FXのテクニカル分析においてとても重要です。

分析方法はいずれも覚えやすい単純なものでありながら、投資判断の材料になってくれるので覚えておいて損はありません。

そこで今回は、FXで重要なチャートパターンをご紹介します。

加えて、チャートパターンを分析する上での注意点も解説しますので、FX初心者やこれから始める方は是非ご参考ください。

チャートパターンとは

チャートパターンとは?

チャートに現れる特定の型や流れことを指します。テクニカル分析においてほぼ必ず用いられます。

FX相場に限らず、どんな相場でも全く同じ値動きは存在しません。

しかし、全く同じとは言わないまでも、相場は過去と同じような値動きをすることが多く、チャートパターンを形成することが頻繁にあります。

そのため、チャート パターンを覚えておくと今後の値動きの予測に役立つのです。

それでは、これからFXトレーダーが押さえておくべきチャートパターンの活用方法を解説していきます!

初心者向けチャートパターン6選

今回は、チャートパターンを「初心者向け」と「中上級者向け」の2つのレベルに分けて解説していきます。

この記事で解説するチャートパターンは次のとおりです。

【初心者向けチャートパターン6選】

  • 抵抗線・支持線
  • トレンドライン
  • ロールリバーサル
  • チェネルライン
  • ウェッジ
  • トライアングル

抵抗線・支持線

抵抗線と支持線は、FXのチャートパターンの基本となる線です。

抵抗線・支持線とは?

値動きは、ある一定の価格帯で上げ止まったり下げ止まったりするものですが、この時の上げ止まる価格等を抵抗線、下げ止まる価格帯を支持線と言います。

抵抗性はレジスタンスライン、支持線はサポートラインと呼ばれています。

抵抗線や支持線が確認できると、同じ価格帯で値動きが止まったり、その価格帯で反発する可能性が高いです。

出所:IG証券

【トレード戦略】

支持線で買い、抵抗線で売り

上のチャートのように、抵抗線と支持線に挟まれている価格帯を上下する相場をレンジ相場といい、この間で小さい値幅で利益を積み重ねる戦略も有効です。

トレンドライン

トレンドラインとは

相場のトレンドを支える線のこと。

上昇トレンドラインは価格の安値を結んで線を引き、下降トレンドラインは価格の高値を結んで線を引きます。

【上昇トレンド】

【下方トレンド】

価格が上昇トレンドラインに近づくとそこから上昇し、下降トレンドラインに近づくとそこから下降していることが予想されます。

【トレード戦略】

トレンドラインは、押し目買いや戻り売りの目安として活用する!

また、トレンドラインをブレイクした(突き抜けた)時は、これまで形成していたトレンドが終了したことを示唆しているので、直後の値動きについては慎重に分析する必要があります。

加えて、トレンドラインはその傾きによって、トレンドの強さを把握することができます。

トレンドラインの傾きが大きいほど値動きに勢いがあり、傾きが小さいほど値動きの勢いが弱いと考えられます。

トレンドラインの傾きが大きいほど値動きの勢いが強いと解釈できますが、トレンドの終わりを示唆していることもしばしばあります。

トレンドが転換することを考慮して、RSIやMACDなどオシレーター系のテクニカル指標活用して、今後のトレンドの流れについて分析していくことが望ましいです。

ロールリバーサル

ロールリバーサルとは

抵抗線と支持線の役割が逆転すること。

今まで機能していた役割(Role)が反転する(Reversal)という意味から、ロールリバーサルと呼ばれています。

抵抗線をブレイクした後に価格が抵抗線付近に戻り、その後は支持線として機能することがあります。

反対に、支持線をブレイクした後に価格が支持線付近に戻り、その後は抵抗線として機能することもあります。

出所:CoinPost

【トレード戦略】

新しいトレンドのスタートとして活用する!

ロールリバーサルは新しいトレンドを掴むために活用するケースが多いです。

そのため、例えば、チャートのように抵抗線をブレイクして今度は支持線(サポートライン)として活用できるのであれば、ここで買いを入れる根拠になるのです。

ただし、トレンドの反転のタイミングを適切に見極めることがかなり難しいので、取引するとしても小さなロットで取引することをおすすめします。

その後の値動きでしっかりトレンドが確認できたら、ロットを大きくすれば良いのです。

チャネルライン

チャネルラインとは

トレンドラインに対する線。

上昇トレンドであれば高値を結んで引ける線であり、下降トレンドであれば安値を結んで引ける線を指します。

価格はトレンドラインとチャネルラインの間を行ったり来たりします。

【上昇チャネル】

【下降チャネル】

【トレード戦略】

利益確定ポイントとして活用する!

上昇チャネルの場合は、サポートライン付近で買い、上昇チャネルラインで利確することが有効です。ショートポジションの場合は、上昇チャネルライン付近でショートし、トレンドライン付近でポジションを解消するのが有効です。

このように、チャネルラインはポジション解消時点の参考になるので、積極的に活用していきましょう。

ウェッジ

ウェッジとは?

トレンドラインとチャネルラインに挟まれた値動きが徐々に小さくなり、先が細くなった楔形をしたチャートパターンです。

チャネル内の値動きが上昇傾向にあるものを上昇ウェッジ、下落傾向にあるものを下降ウェッジと言います。

出所:トウシル

【トレード戦略】

トレンド転換点の判断材料として活用する!

上昇ウェッジは、値動きが上昇する限界のタイミングで発生するものであるため、その後に下降トレンドに転換する可能性があります。

反対に下降ウェッジは、値動きが下落する限界のタイミングで発生するため、その後に上昇トレンドに転換する可能性があります。

ウェッジは転換点を見極める材料として活用できるので、新ポジションやポジション解消のタイミング探しに適しています。

トライアングル

トライアングルとは

値動きが方向性を欠いている状態に時に、変動幅が縮小し三角形が続いているように見える相場を指します。三角保ち合いとも言います。

【トレード戦略】

ブレイクアウト時点を売買タイミングとして活用する!

トライアングル相場の中で、抵抗線をブレイクしたら買い、支持線をブレイクしたら売り、という判断ができます。

トライアングルは、売買タイミングを示唆するチャートパターンの中ではよく見られるパターンなので、初心者でも活用しやすいです。

一方で、よく見られるだけにダマシも多いので、後編お伝えする注意点を意識して活用する必要があります。

ダマシとは?

チャートパターンのような相場のセオリー通りに動かずに、トレーダーを騙すように逆方向に動くこと。


今回は、初心者向けのチャートパターンを6つご紹介いたしました。

後編では初心者はもちろん、FX経験者にもきっと役立つチャートパターンをもう6つご紹介するとともに、チャートパターン使用時の注意点もお伝えします。

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