おはようございます!昨日ロンドン時間から円が大きく売られた事により、ドル円は5年ぶりに高値を更新しました。
本日はADP雇用統計を控え、明日は雇用統計の発表です。インフレ率が上昇してる中、雇用の回復はあるのでしょうか?
それでは1/4(火)の為替相場を振り返っていきましょう!
1/4(火)の為替相場


4日(火)のドル円相場は約5年ぶりに高値圏へ突入しました!
米国株式市場はナスダック銘柄の下落が目立つも、金融、エネルギー銘柄の上昇が目立ちました。日経平均においても前営業日比+510円の結果を見せる場面が見られました。
お隣の中国を見てみると、12月財新製造業PMIが(結果50.9、予想50.0、前回49.9)と力強い数字を出しました。
中国財新製造業PMIとは?
中国製造業者の購買担当者の景況感を表す経済指標。
購買担当者は、いち早く入手した自社業績をデータを踏まえて調査に回答するので、本指標は中国の景気動向を早く確認できるものとされている。
値が50を超えると景気拡大、50を下回ると景気減速を示す。
リスク選好の円売り圧力は続きます。もっとも、昨日は円安の圧力が強すぎるなと個人的に感じました。
インフレ率が上昇している最中、アメリカは雇用統計、消費者物価指数の発表を控えている中、リスクオンの円売り動向が気になります。
また、米国の金融銘柄の株価がここ最近上昇が止まりません。米国のバランスシートの縮小と何か関係があるのでしょうか…?
本日のYS的無責任予想
ドル円は昨年11月に記録した2021年の年間高値115.53を上抜けし、116.36まで急伸しました。2017年1月以来、約5年ぶり高値です。
日米金融政策格差を背景としたドル買い・円売りの姿勢も引き続き継続すると思われます。
本日はFOMC議事要旨が予定されています。タカ派的な内容になると予想されている事で、米金利急上昇した結果、米ドル高になるのではないかと考えます。
FOMC議事要旨とは?
FOMCは、米国の金融政策の方針を決定する委員会のことであり、マーケットがもっとも注目するイベントの一つ。
米国の金融政策やフェデラルファンド(FF)レートの誘導目標を決定するため、金利、為替、株式市場など金融市場全体に大きな影響を与える。
FOMC議事要旨は政策決定日(FOMC開催最終日)の3週間後に公表される。
ここ最近、ドルと円の動きは相乗するので、ドルの需要が増えれば円の需要も増え、今日はドル円以外のクロス円が円高に下落する事があるかもしれません。
引き続きドル円相場は続伸すると考えます。
しかし、今晩は日本時間22:15に予定されている米12月ADP雇用統計の他、明日1/6早朝4時に発表される米FOMC議事要旨に注目が集まります。
インフレ率の上昇は米国にとって1番の問題であるため、内容によっては投機的動きが盛んになり、為替は大きなボックス相場を作る可能性が考えられます。
FOMC議事要旨が力強い結果を示した際には、金曜日の米雇用統計のポジティブサプライズを織り込みながらドル円はさらに上昇するのではないかと予想します。
FOMC議事要旨でタカ派的なスタンスが示された場合、つまり無理に危ない道を渡ろうとしている様な内容だった場合(具体的には、前回12月のFOMCで発表された量的引き締めについて、踏み込んだ議論がなされていたことが示された場合)、ドル円は大きなボックス相場を形成して価格が安定しない流れが見られるのかなと考えます。
量的引き締めとは?
FRBが買い入れた資産の内、満期が到来した分を再投資せず償還させること。
バランスシートの縮小とも表現される。
どっちにしろ、今日明日は安定しない動きが多いので、無理にトレードするのは控えたほうが良さそうですね!
為替の動きを見ながら、動向を追いかける方が良い学びになるかもしれません!
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