おはようございます。
ブルームバーグによると、オミクロン株の感染再熱と業種を問わない欠勤の波により、飲食店はメニューを縮小し自担営業を再開。学校行事は無期延期。薬局はPCR検査予約を突然キャンセルする動きが見られてます。
インフレ率上昇の沈静化を目指すFRBの足枷になるでしょうね。
それでは昨日(1/10)の為替市場を振り返っていきましょう!
1/10(月)為替市場


週明け10日(月)のドル円は非常に上値の重い場面が多く見られました。
東京時間オープン時は、高値の115.80円辺りまで上昇するも、ロンドン時間開始と共にリスクオフの円需要が高まったことで、価格を大きくなる下げていきました。
円高になる要因は次のとおりです。
【円高になる要因】
- 先週末の金曜日に発表された予想を下回る米雇用統計の結果によるドル売り。
- FOMC議事要旨による米早期利上げによるリスクの警戒感。
- 安定しない米金利の乱高下によるリスク回避の円買い
- 米露間のウクライナ問題(今週前半に集中している米露2国間協議への警戒感)
- 上値の重さに嫌気したトレーダーたちの短期見切り。
- 中国恒大集団を筆頭に中国不動産の先行き不透明感。
などなど、上げ出したらキリがないくらいです。
欧州圏におけるオミクロン株の感染拡大から都市ロックダウン再開も考えられます。もちろんアメリカも……。
各国中央銀行がインフレ率の上昇を抑える策を講じていますが、先行きはまだまだ暗雲の中といった状況でしょうか。
ドル円は上値が重い展開が続きます。現在の為替はドルと円の需要は同じの動きがよく見れます。(どちらかというとリスクオフ事は円の需要が高まりますが、ドル需要も負けてません)
FOMC議事要旨で米早期利上げがほぼ確実になったことでリスクオフ懸念が高まり、安全通貨並びに強い経済を持つアメリカのドルが世界需要を高めています。
このバランスを保つためにアメリカは意地でもインフレ率を抑えにかかってくると考えています。
今回の円買いは、あくまでも上昇トレンドの過程で見られる一時的なポジション調整と考えたいですが、外的要因(オミクロン株による都市封鎖が各国で再発など)でバランスが崩れる事も想定されます。緊張が続きますね。
但し、ダウンサイドに複数のサポートラインを控えていることや、強い買いシグナルを示唆する三役好転や移動平均線のパーフェクトオーダーが続いていること等を踏まえると、下値余地は限定的と判断できます(余程強いドル売り・円買い材料が出てこない限り、ここからの更なる下落は容易では無い。足元の下落はあくまで急ピッチな上昇トレンドの過程で見られる一時的なポジション調整)。
本日のYS予想
日米金融政策格差によるドル買・円売の動きは継続中であると考えていますが、米10年債利回りの動きが気になります。現在は約2年ぶりの高水準1.80%台をマークしました。
また今朝のニュースで米ゴールドマン・サックスによると、アメリカは、当初3回を予定していた利上げを年4回に繰り上げ、かつ7月の金融債権の償還からバランスシート縮小を始めるのではないかとの見解を示しました。
ゴールドマン・サックス・グループは、米連邦準備制度が今年4回の利上げを実施する可能性が高く、遅くとも7月にはバランスシートのランオフ(償還に伴う保有資産の減少)を開始するとの見通しを明らかにした。
引用元:Bloomberg
前年のトレンドより、株式市場は業績が良い会社の株価が上がる(GAFAMTに引っ張られることもある)流れがあったので、米金利上昇は大きな足かせです。
金利上昇により、企業業績が悪化します。トレンドの注目点であるため、これにより株式市場が下落。
全ては金利次第の相場感が続くのかなと考えます。しばらくドル円はボックス相場内(114.70ー115.70)を大きく動くのではないかと考えます。
最後に
いかがでしたでしょうか。皆様の情報収集に貢献できたら幸いです。
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