おはようございます!
11日(火)のドル円相場は、世界中から円の需要が下がったこともあり、再び高値を目指して上昇する展開になりました!
パウエルFRB議長証言もあり、底値は堅そうです。しかしインフレ率が経済の脅威になっているの確かです。
今週は12月の消費者物価指数が発表されます。クリスマス商戦の甲斐もあり、予想を下回ることは無いと思いますが、どうでしょうか..。
1/11(火)為替市場のまとめ
東京時間ではオープンから昼休憩にかけてドル円は円安に上昇するも、パウエルFRB議長証言を警戒した心理的節目により海外時間に入るまでにポジション整理された様子です。(東京時間午後は円高傾向に動きましたね)
ロンドン時間でも上記で記した東京時間と同じ動きが見られます。本日の心理的節目である115円間近まで下げると、
- パウエルFRB議長証言を控えたポジションの調整(ショートカバー)。
- クリーブランド連銀メスター総裁による「経済が軌道に乗っていれば、3月の利上げを支持する」とのタカ派的発言。
- アトランタ連銀ボスティック総裁による「初回の利上げは3月にも実施される可能性がある」とのタカ派的発言。
- カンザスシティー連銀のジョージ総裁による「FRBは近い将来保有資産の圧縮に着手する必要がある」とのタカ派的発言。
これらFRB議事の発言がショートカバーの支援材料となり、米国時間朝方にかけて、高値115.69までロンドン時間に上昇しました。円が大量に売られましたね。
ショートカバーとは?
価格が下落した後に、短期の売りポジション保有者の買戻しにより、相場が反発すること。
しかし注目されたパウエルFRB議長証言ですが、パウエル氏は
インフレ抑制への強い姿勢を示すが、利上げのタイミングや回数はデータ次第で決定するもので、今は慎重に行きたい。
と発言し、予想された程タカ派的ではなかったことが見受けられました。
これにより上昇したドル円はポジション調整が行われ、ドル円は115.30辺りを現在は推移しています。
本日のYS予想
1/4に記録した約5年ぶりの高値116.36を付けて以降、ドル円は一時115.04まで急落しました。しかし115.00で反発したところを見ると、ここが一つの大きな地合いポイントと見ていいでしょうね。
米当局者による相次ぐタカ派的な発言から「3月利上げ開始!」とのタカ派的な発言が相次いでいることから、パウエル議長のGOサインが出ても、市場では年4回の利上げ実施と、7月からのFRBの保有資産減少開始(バランスシート縮小)が織り込まれつつある状況下の中、日米金融政策の方向性の違いを背景にドル円は再び円安方向に舵を切るのではないでしょうか?
本日は日本時間22:30に米12月消費者物価指数が発表されます!市場予想を上回る結果となれば、米早期利上げ観測→米金利上昇→米ドル高の流れがが見込めるかもしれません!
本日も、海外時間からのドル円相場のアップサイドに特に注意しましょう!
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