来週から株式市場は決算ラリーが開始しますね!
特にGAFAMの決算発表は要注目。金融市場では結果により、株式の調整や利上げを背景とした大きな金利変動が考えられます。ドルと円の需要もこの流れに大きく関係すると思われます。
週の最初ですので、ドル円相場を振り返ってみましょう!
1/14(金)為替市場のまとめ


ドル円は14日(金)夜に113.50円辺りまで下落しましたが、15日早朝に114円台に回復する動きがありました。
年初からのドル円の動きを見ると、1月4日高値の116.34円を付けました。この数値は約5年ぶりの高値水準です!
しかし、ここから上値が重くなり、ドル円相場は売り材料を探し始めます。
- 6日早朝に公開されたFOMC議事録による利上げ実行へ踏み切る背景と考察
- 7日夜に発表された米12月失業率結果(3.9%まで改善された)
- 11日の米当局者のインフレ対策への積極的な発言(パウエル議長はややハト派的な見解)
- 12日の米消費者物価指数の上昇
- 13日の米連銀による金融引き締め姿勢の強化
などなど。
米10年債利回りが10日に付けた1.80%を皮切りに、13日には1.69%まで低下したことも下落要因に取り入れられ、ドル円は年初の上昇を無かったことにする程の動きが見られました。
結果、ドル円は1月4日高値116.34円から1月14日安値113.47円まで2.87円の円高ドル安となりました。
ドル安は続くのか?という質問に対する個人的見解
結論から言うと、米10年債利回りが再度上昇し、ユーロやポンドの需要が鈍るなら、年初来ここまでの3円近い調整安は再び上昇を再開するのではないかと考えてます!
ユーロドルは昨年の24日に1.1184ドルまで価格を下げたが、年初後の12日には1.140ドルを超える場面が見られた。現在も1.1140ドル辺りを推移。
→ユーロの需要が上がったのではなく、ドル安が大きかった為にユーロドルが上昇した。
ポンドドルは昨年の8日に安値1.1361ドルを底に、そこから上昇を見せ年初後の13日には高値を切り上げる場面が見られた。
→ユーロドル同様、ポンドの需要が上がったのではなく、ドル安が大きかった為にポンドドルが上昇した。
年明け早々、米中央銀行はそう切り上げとバランスシート縮小についてタカ派的姿勢を強く強調しました。
一時は金利が乱高下する場面も見られたものの、米日を取り巻く金利差は拡大することでドル需要が増し、円の需要は減ると考えます。
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