先週と今週のポイント
【先週と今週のポイント】
- 先週のドル円はFOMCの早期利上げ、B/S縮小方針、議員のタカ派発言に加え、米4QGDPの大幅改善により115.69円の高値を付ける
- FOMC後の米長期金利上昇とウクライナ問題によりユーロ安続く。
- ドル円、転換線や基準線、21日移動平均線等を上抜け、テクニカルの地合い強い
- 今週はISM製造業景況指数、米雇用統計等の発表あり。インフレ懸念と実体経済の一喜一憂続く。
先週のドル円相場の振り返り(1/24-1/28)
先週のドル円相場は、週の最初に113.66円と高値への寄り付きを見せた途端、早々に週間安値113.47円まで下落しました。
しかしサポートラインのラインの113.50円を割ると、反発を見せました。下値のサポートが強いですね!
先週木曜日のFOMCでは、「FRBはFF金利の誘導目標レンジを引き上げることが間もなく適切になると予想している。」「バランスシートの圧縮は利上げ開始後に実施する。」などのタカ派な姿勢が見られました。
パウエルFRB議長も
「金利を引き上げる余地はかなりある」
「毎回のFOMC会合で、利上げする可能性を排除しない」
「バランスシートの縮小は前回より早期で急速の可能性がある」
と言ったタカ派な発言が目立ちました。今後もFOMC前後は相場が不安定になりそうですね。
これにより米長期金利が急騰。米10年債利回りは一時1.88%へ急上昇しました。米金利の上昇により、日米金融政策格差が改めてドル円相場に意識されたのではないかと思考します。
また4Q目の米GDP (結果6.9%、予想5.5%)も発表されました。
結果が市場予想を大幅に上回ったことが支援材料となり、ドル円は週末にかけて、週間高値の115.69円まで急伸を続け週を終えました。
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