昨日のポイント
【昨日のポイント】
- ADP雇用統計の悪化でドル円114.17円まで下落。その後株式市場の堅調さが反発のきっかけに114.40円あたりまで戻す。
- 🇪🇺の1月消費者物価指数が過去最大の伸び。ユーロ買いの需要高まる。
- 本日ECB理事会の結果発表に注目
2/2の為替相場の振り返り
2日(水)のドル円相場は、昨日と同様上値の重い展開が目立ちました。
昨日は1月ADP雇用統計の発表がありました。予想+18.0万人に対して結果▲30.1万人とまさかのネガティブサプライズ。これにより週末の米雇用統計の警戒感が増します。
またこの発表を口実にするかの様に、米FRBは今までのタカ派スタンスを後退させる姿勢をみせました。これには正直驚きました。ここまできてそれ言う!?って感じです。
おそらくアメリカ側の狙いは、米当局者のハト派発言を続けることで今までのタカ派スタイルを後退させ、市場参加者の過度な織り込みを抑えたいのではないかと考えます。(ここで大きく舵を取ったのは、恐らく何かあるなと個人的に疑念が残ります。)
これらが背景になり、米国時間朝方にかけて、ドル円は安値114.17円まで下落しました。1/26以来、約1週間ぶり安値圏です。
しかし、売りが一巡すると反発がみられました。株式市場が堅調に推移してくれている為、リスク選好の円売り圧力が強まった事でドル円が114.40円辺りまで値を戻す結果となりました。
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