2/2のポイント
〇日米金利差拡大に伴うドル高・円安の背景あり。
〇ECB理事会後のラガルド総裁のインフレ警戒発言が為替相場をサポートする。
〇ドル円は米長期金利の上昇に伴い米国時間の引けにかけて114.97円まで上昇。
〇ユーロドルが爆進。1.1451ドルまで急伸。1/14以来の高値。
〇本日は米雇用統計。市場目線は既に警戒体制。強烈なマイナス発表!?
2/3の為替相場の振り返り


3日(木)のドル円相場は昨日と打って変わり堅調な値動きを見せました。
- FRB米当局者によるハト派的な発言
- 米1月ADP雇用統計のネガティブサプライズ
上記2点により、昨日ドル円は大きく下げました。その反動はまだ残っており、3日も下げ渋る場面がありましたが、日米金利差拡大を背景に下値のサポートは強い状況です。
米金利上昇(米10年債利回りは1.75%から1.84%へ急上昇)の甲斐もあり、日本時間の午後からロンドン時間の開始にかけてドル買い圧力が目立ちました。
ロンドン時間に入ると、ユーロドル相場に注目が集まりました。ユーロドルは急上昇です。この日行われたECB理事会でラガルド総裁は、
- 「インフレ見通しは上振れ方向に傾いている。」
- 「インフレは予想より長く高止まりが続く。」
とインフレに対する警戒感を滲ませています。今まで利上げの必要性を時期尚早と語っていた姿勢から一変です。ECBがタカ派に変わった事により、欧州債利回りが急上昇。これがユーロ急伸の要因となりました。
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