今押さえておくべきポイント!
- ドル円、米国時間午後にかけて118.22円を突破。現在も続伸。
- FOMCを警戒。利上げ後の調整急落に備える。
- ウクライナ地政学リスクの長期化は折り込み。
- FOMCのタカ派姿勢によるドル買い要因増加中。
- ドル円は引き続き続伸することをメインシナリオとする。
3/14のドル円相場


週明け月曜日のドル円は大幅続伸で開始しました。
- 先週発表された2月の米CPIが約40年ぶりの高水準であった事。
- ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクでエネルギー価格が高騰している事。
これらにより、今週3/15-16の日程で開催されるFOMCが、予想以上にタカ派に傾くのではないかと市場が予想しています。
FOMCの動きに先だって米長期金利の急上昇。米10年債利回りは3/7に記録した1.66%をボトムに切り返すと、昨日は2019年7月15日以来となる2.14%まで急上昇しました。
また昨日は本邦輸入企業のドル買い需要が支援材料となった事で、ドル円は米国時間午後にかけて、118.22円まで一気に上昇しました。(2017年1月3日以来、約5年2ヵ月ぶり高値です!)
また昨日はユーロの需要も目立ちました。
ロシア・ウクライナを巡る平和交渉への期待感と天然ガスや原油などエネルギー価格が下落したことにより、欧州経済に対する過度な悲観論が後退し欧州株反発。これにより欧州債利回りの急上昇。短期筋もショートカバーしたことでユーロの需要が増えたのだと考察してます。
今日(3/15)の見通し
ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクは依然として長期化が予想されます。
為替の動きを見てますと、ロシア・ウクライナ情勢が和らぐ局面ではリスク選好の円売りが反応し、緊迫化する局面では有事のドル買いで反応する流れが主流となっています。
ドル円はいずれのケースにおいても上昇する傾向が強いです。今は負け無しですね!いつ崩れるかはわかりませんので、ロングで入って、損切りラインの設定をすれば後は放置でいいかもしれません
FRBによるタカ派姿勢も17日まで継続されるでしょう。よって米金利は今後も上昇し、米ドル高は避けられないと考えます。
黒田総裁によるハト派発言も17日(この日に日銀の金融政策決定会があります)に展開されると考えるとドル買い・円売りの動きは今後も続くと思考します。
私としては、ドル円は目先2017年1月3日に記録した高値118.61円、2016年12月15日に記録した高値118.67円辺りを目指してくるのではないでしょうか?
昨今、原油価格高騰により本邦の貿易収支赤字(円売り圧力)が強まるところを考えても、ドル円相場の更なる上昇は必然かもしれませんね。
FOMC前ですので、投機要素が強い相場となっています。
油断大敵なトレードを!
【FXを始めるなら「LINE FX」】
- 業界最狭水準のスプレッド(手数料)→お得に取引可能
- 相場の急変、イベントの結果、約定通知をLINEで受け取れる→取引のタイミングを逃さない
- スワップポイントが高水準→インカムゲイン狙いにも向いている
- お得なキャンペーンを実施中→1取引で最大5,000円プレゼント

コメント