押さえておきたいドル円相場のポイント
【ポイント】
- ドル円は米国時間午後にかけて、約6年1ヵ月ぶり高値119.50円まで急伸。
- 米長期金利は急上昇。地政学リスク再燃とFRB関係者のタカ派発言連発。
- 日米金利差の拡大。以上のことからドル円上昇。上昇。上昇!
- まだまだドル円相場の続伸をメインシナリオと予想。
3/22のドル円相場のポイント
週明け月曜日のドル円相場は堅調な右肩上がりを示しました。
ロシア・ウクライナ情勢を巡る地政学的リスクの高まるも、リスク回避の円買いはどこへやら…停戦期待の後退は有事のドル買いばかり需要が集中する始末です。
先週開かれたFOMCの後、パウエル議長は、
1回の会合、もしくは複数の会合で政策金利を25bp以上引き上げる可能性あり。
必要に応じて50bpの利上げを実施する用意がある。
5月までにバランスシート縮小に着手する可能性がある。
とタカ派的な発言を連発しております。
リッチモンド連銀のバーキン総裁も
「インフレ抑制を目的に政策金利を50bp引き上げることは可能」
とのタカ派的発言でアシスト。
米長期金利はどんどん上昇。米10年債利回りは約2年10ヶ月ぶり高水準となる2.31%をマークしました。上昇が止まりません。
その結果ドル円は米国時間午後にかけて、約6年1ヵ月ぶり高値119.50円まで急伸しました。
本日のドル円相場の見通し
- FOMCで年内残り6回の利上げ
- 早期バランスシート圧縮開始を示唆。
- セントルイス連銀のブラード総裁が今年中に3%超の政策金利水準に達するよう提言
- パウエルFRB議長、ウォラー理事、リッチモンド連銀のバーキン総裁も相次いで今後数回の会合で50bpの利上げがあり得ると発言
FRBのタカ派姿勢は一層強まるばかりです。
一方、日本は黒田総裁は、
円安が全体として日本経済にプラスとの構造は変わらない
とハト派的発言を連発。先週の日銀金融政策決定会合後の記者会見でも金融政策の長期化方針を維持。
日米金融政策の方向性の違いは乖離を広げるばかりです。ロシア・ウクライナのヘッドラインでリスク回避の円買いは風前の灯火です。原油価格の急上昇も本邦の貿易赤字拡大懸念されて円は逆に売り圧力が強まるばかりです。有事のドル買いが強すぎます。
ずっと言い続けてますが、当方、ドル円は続伸をメインシナリオと想定しています
欧米と日本の金融政策の方向性の違いを背景に、まだまだ円安の流れは加速する恐れがあるため、むやみなショートのポジション取りには注意が必要と考察します!
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