今押さえておくべきポイント
【ポイント】
- 日銀当局者の円安容認発言再び。米金利は上昇。ドル円は122.40円まで上昇。
- 引けにかけてドル円は下落するも122円台を維持。底値強い。
- ドル高・円安を連想させる材料が増続けている。
- ドル円の続伸するメインシナリオに変更なし。
昨日(3/24)のドル円相場
24日のドル円相場は大幅続伸しました。東京時間朝方にかけて、安値120.96まで下げ幅を広げるも、そこからの大躍進です。
【米ドル買い/円売りの材料】
- 株式市場が堅調に推移した事でリスク選好の円売り圧力が増加。
- 日銀当局者(片岡日銀審議委員)による「円安の影響、全体的な効果はプラス」「円安のデメリットは非常に小さい」との円安容認発言
- 米金利上昇に伴い、ドル買い圧力の増大。
- 直近の急ピッチな円安のショートを狙った投機筋のデリバティブ取引ポジションのロスカット。
これらが支援材料となり、ドル円は約6年3か月ぶりの122.40まで急伸しました。
また昨日は米新規失業保険申請件数が発表されました。結果は18万7000件となり、1969年9月以来約52年半ぶり低水準との事です。アメリカ凄いですね!
ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスクが再び悪化しています。米国及びNATOによる「ロシアが核兵器を使用する可能性に対して準備している」との発表に加え、バイデン大統領がG20からロシアを締め出そうとする動きに、ロシア側もいつ爆発して行動を起こしてくるか分かりません。
欧州経済の先行きは不透明感が高まっており、エネルギー価格上昇による欧州経済のスタグフレーション懸念が欧州全体の重石となっております。リスク先行が相次ぐのに、円がこれほど売られる事実に正直驚いています。
本日(3/25)のドル円相場の見通し
日米金融政策の方向性の違い
- FRBによるタカ派姿勢。
- 日銀による金融緩和の長期化に加え、円安容認の強気スタンス。
ロシア・ウクライナを巡る地政学的リスク
- G7首脳はロシアが生物兵器や化学兵器、もしくは核兵器を使用しないよう警告、
- 米国及びNATOによる「ロシアが核兵器を使用する可能性に対して準備している」との緊迫。
- G20からロシアを締め出すアメリカ。
エネルギー価格の上昇
- 原油価格高騰が本邦経常収支を悪化。円売り圧力が強まる
- 急ピッチで進むドル高・円安を受けて、本邦輸入企業によるドル買い・円売りが活発化する事でドル買い圧力が増加。
ドル高・円安を連想させる材料が増えつつあります。引き続きドル円相場の続伸をメインシナリオとして予想いたします。
ドル円は次の123円を目指す場所に立つのでしょうか?行く末を見守りましょう!
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