今押さえておくべきポイント
【ポイント】
- 週最高値は122.44円。ドル需要が大きく続伸。先週だけでドル円は3円を超える。
- 為替市場の基本的なリスクはドル高・円安方向と思考。さらなる上値が予想される。
- FRBは5月に0.5%利上げの可能性あり。日銀は金融緩和維持の姿勢を変えない。
- ウクライナ情勢・雇用統計など米経済指標がドル需要を底支えする。

先週のドル円相場の特徴

先週のドル円相場はドルが大きく続伸。週で見るとドル円の最高値は122.44円、2015年12月以来の高値まで観測されていた。
前週を通して注視されていた材料としては、この2つではないでしょうか?
ウクライナ情勢
今回で5度目になる停戦協定。結果は大きな進展なし。ウクライナを取り巻く環境は厳しさを増します。攻撃を続けるロシアに対し、世界からの包囲網が強まっています。
G7首脳会議では「平和と安定の回復への決意で団結」との声明が発表されました。アメリカはロシアのG20離脱を斡旋する事態となりました。
これに対し、ロシアも非友好国に対して、天然ガスの支払いをルーブル建てで行うよう要求するなど、対抗措置を示します。
またロシアのペスコフ報道官は「自国の存在が脅かされた場合にのみ核兵器を使用する」と述べるなど、核や生物兵器の使用懸念が急速に高まっています。
日米金融政策
16日に開催されたFOMCによると、年内に合計7回利上げ実施が示唆されております。
ゴールドマンサックスは先週「5月と6月、2ヵ月連続の0.5%利上げを行うのでは無いか!?」との見通しを発表しました。
実際、パウエル議長の講演でも、
必要なら5月に0.5%利上げする用意がある
との発言が見られます。
利上げに対して超前向きなアメリカに対し、日本は25日の衆院財務金融委で黒田総裁が
現在の強力な金融緩和を粘り強く続け、経済好循環の下での物価目標達成を目指す
と発言しました。 両国の考えは全く真逆で、これにより通貨金利差の発生拡大によるドル高円安が更に続くと予想しています。
今週のドル円相場
今週のドル円相場はどうなるでしょうか。
まずは先週高値の更新に注目することにしましょう。123円台乗せも初日から考えられます。(執筆確認時に超えてました)
ただ上げ幅が急激だったため、サポートが追い付いていません。
本格的に下がり始めれば、止まることが無いと思えるくらいの動きは見せてくると考えられます。
今週はそんな事を気にしながらトレードしていければと考えます!
良きトレードを!
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