おはようございます。渡辺です。
2022年1月19日の米国株相場を見ていきましょう。
HEADLINE
米国長期金利が高値に跳ね上がり、ダウは-1.51%、SP500が-1.84%、ナスダックが-2.6%で引けた。
10年債利回り(長期金利)は、1.866%となり、2008年1月以来の最高値を更新。
ゴールドマンサックス(GS)が決算で、コンセンサスを下回る結果(yoy-13%の利益)となり-6.97%、ダウ下落への寄与度が最も高くなる。
株価指数
指数 | 終値 | 変動幅 | 変動率 |
---|---|---|---|
DJI | 35,368.47 | -543.34 | -1.51% |
SPX | 4,577.11 | -85.74 | -1.84% |
IXIC | 14,506.90 | -386.86 | -2.60% |
RUT | 2,096 | -66.23 | -3.06% |

セクター情報
上昇セクター | 上昇率 | 下落セクター | 下落率 | |
---|---|---|---|---|
1位 | エネルギー | 0.4% | IT | -2.49% |
2位 | 金融 | -2.3% | ||
3位 | 通信 | -1.99% |
個別銘柄情報
上昇率上位
銘柄 | 終値 | 上昇率 |
---|---|---|
Activision Blizzard (ATVI) | 82.31 | 25.88% |
Citrix Systems (CTXS) | 101 | 5.43% |
CF Industries Holdings (CF) | 68.27 | 2.82% |
Electronic Arts (EA) | 133.91 | 2.66% |
ExxonMobil (XOM) | 73.13 | 1.78% |
下落率上位
銘柄 | 終値 | 下落率 |
---|---|---|
Moderna (MRNA) | 186.61 | -8.85% |
Applied Materials (AMAT) | 152.36 | -8.77% |
KLA-Tencor (KLAC) | 412.98 | -7.20% |
Goldman Sachs (GS) | 354.13 | -7.05% |
Lam Research (LRCX) | 679.01 | -6.96% |
個別株ニュース
- マイクロソフト(MSFT)がActivision(ATVI)の買収を発表。収益ベースで、テンセント、ソニーに次ぐ世界第三位のゲーム会社になる。マイクロソフトの株価は-2.4%、ATVIは25.9%上昇。
- Electronic Arts(EA)、株価2.7%増。ほかのビデオゲーム会社の株価も堅調。Take-Two Interactive(TTWO)も1%高で引ける。
- Charles Schwab(SCHW)、オンライン証券の収益利益見通しがウオール街のコンセンサスを下回る結果となり、その発表のあと3.5%下げる。
- Plexus Corp(PLXS)10月に発表された1Qの売上、利益のガイダンス見通しについて、予期しないサプライチェーン問題が理由で悪化したという発表、株価は8.3%下落している。
- NY連銀のエンパイアステート景気指数が、オミクロン株や現行のサプライチェーンのボトルネックにより、前月の31.9から-0.7に急降下。-は約20カ月ぶり。コンセンサスは、22.5だったので、コンセンサスからも大幅な下振れとなる。
ファクター情報
MSCI Factor | 終値 | 前比% |
---|---|---|
最小分散 (USMV) | 76.78 | -1.03% |
マルチファクター (LRGF) | 44.89 | -1.82% |
クオリティ (QUAL) | 136.55 | -1.70% |
モメンタム (MTUM) | 167.78 | -2.54% |
バリュー (VLUE) | 112.68 | -1.95% |
サイズ(中小型) (SIZE) | 131.87 | -1.71% |
小型 (SMLF) | 54.92 | -2.56% |
グロース (STLG) | 37.08 | -2.43% |
一言コメント
GSの決算や、エンパイアステート指数の20カ月ぶりのマイナス(&コンセンサス大幅未達)など、マーケットにとってあまり良い数字が出てこなかったのが、今日の下げにつながっているかと思います。
昨日の日本株マーケットは前場引けの日銀決定会合の発表を受け、後場大きく売られました。引け後の黒田総裁のコメントを見ていた方も多いかと思います。
「利上げについては全く議論していない」との旨を、述べておりましたが、本日の国内マーケットはどうなるでしょうか。
米国のセクターは唯一エネルギーセクターだけプラスで終えております。原油価格も上がっており、ここのセクターは日本市場でも引き続きウオッチが必要かと思います。
ファクターでは、依然として中小型やグロース株にとっては厳しいマーケットになりそうです。
本日もよろしくお願いいたします。
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