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米国株

米国 Market View 2022年1月28日(金)

おはようございます。渡辺です。

2022年1月28日の米国株相場を見ていきましょう。

HEADLINE

3指数いずれも場中に弱含み、スタートは好調だったものの、最終的には前日比マイナスで引ける。

決算も続々と出てきており、昨日決算発表のあった銘柄群にも株価に濃淡がしっかり出ている。コンセンサスを上回る決算を出した会社はしっかり評価され上がっている印象(サービスナウなど)。

本日も50件ほどの会社の決算があり、主要どころについてはチェックしていきたい。

株価指数

指数終値変動幅変動率
DJI34,160.78-7.31-0.02%
SPX4,326.51-23.42-0.54%
IXIC13,352.78-189.34-1.40%
RUT1,931.29-45.18-2.29%

セクター情報

上昇セクター上昇率下落セクター下落率
1位エネルギー1.24%一般消費財-2.27%
2位公共事業0.78%不動産-1.75%
3位生活必需品0.58%資本財-0.93%

個別銘柄情報

上昇率上位

銘柄終値上昇率
ServiceNow
(NOW)
528.699.30%
Ball
(BLL)
93.998.72%
Seagate Technology Holdings
(STX)
103.687.65%
Packaging
(PKG)
143.587.56%
Netflix
(NFLX)
386.77.51%

下落率上位

銘柄終値下落率
Teradyne
(TER)
111.24-22.41%
Tesla
(TSLA)
829.1-11.55%
AMD
(AMD)
102.6-7.33%
Northrop Grumman
(NOC)
373.99-7.22%
Textron
(TXT)
66.64-7.12%

個別株ニュース

  • アップル決算。売上1,239億ドル(前年同期比11%増、推定1,186.6億ドル)。EPS
    2.1ドル(前年同期比25%増、推定1.89ドル)。iPhoneの収益やMacの収益、その他の製品など、iPadを除くすべての項目でコンセンサスを上回った。ガイダンスは今回もだしていない。(コロナ開始以来ガイダンスを出していない)利益率は43.8%と推定41.7%よりも改善。iCloudやApple music、検索ライセンスやApp Storeなどのサービスが引き続き堅調で、年間25%増の195.2億。株価は、発表後時間外で5%程上げている。
  • マクドナルド決算。売上60.1億ドル(前年同期比12.3%増、推定60.3億ドル)、EPS2.23ドル(前年同期2.18ドル、推定2.34ドル)。CEOは商品と労働インフレは2023年も続くと予想しているとのこと。2021年同社にかかるコスト増は4%程度、2022年は二桁の上昇を見込んでいるという。特に食品や紙などのコストが高くなるとのこと。オミクロンの影響については、米国では1%の店舗が時短で営業している。レストランは4分の3以上がオープンしており、マクドナルドのドライブスルー利用者は減っているとのこと。米国以外では、日本や南米が横ばい、中国が減少、イギリスやオーストラリア、フランスを含む国際市場セグメントは16.8%売り上げが伸び予想の16.5%よりも増えた。
  • ○ムキャスト決算。売上303.4億ドル(予想296.1億ドル)、EPS77セント(予想73セント)。バイバックを100億ドル増やし、配当金は8%増の27セント。ケーブルコミュニケーションが4.5%増、メディアが8.4%、スタジオが36.4%、テーマパークが191.3%(前年コロナ影響による閉鎖がある)それぞれ増加した。MAUが2,450万、900万人の有料会員、平均収益が10ドルに向かって伸びて行っているとのこと。
  • サウスウエスト航空決算。前年同期9億800万ドルの損失から、6800万ドルに回復、政府の援助なく四半期利益をプラスにした。以前コスト上昇やオミクロンによる影響は受けているとのこと。足元の予約状況は非常に好調で3月以降の収益動向についてCEOは楽観的であると述べた。
  • USスチール決算。11億ドルのトップライン、前年同期は4,900万ドル。通期では、前年26億ドル、54億のコンセンサスに対して56億ドルと上回る結果となった。1Qから3億ドルの自社株買いも発表。株価は時間外で上昇している。
  • ロビンフット決算。前年1300万ドルの利益に対して、4億2300万ドルの損失。売上は14%増の3億6300万ドル。コンセンサスは3億7600万ドルでトップラインのコンセンサスは下回る。MAU(月間アクティブユーザー)は四半期で前年比で増加はしたものの、ユーザーあたりの平均収益は39%減少したとのこと。ユーザーあたりの取引量の減少や、貸出金利の減少などが理由とのこと。

ファクター情報

MSCI Factor終値前比%
最小分散
(USMV)
73.43+0.01%
マルチファクター
(LRGF)
42.31-0.54%
クオリティ
(QUAL)
129.32-0.44%
モメンタム
(MTUM)
156.45+1.28%
バリュー
(VLUE)
104.48-1.06%
サイズ(中小型)
(SIZE)
124.16-0.67%
小型
(SMLF)
51.30-1.54%
グロース
(STLG)
34.85-0.36%

一言コメント

セクターでは引き続きエネルギーが強いのが見て取れます。

ファクターを見てみると、グロースに弱さが目立ちます。事実ナスダックは場中大きく下落していますね。

昨日決算発表があって、テラダインやテスラ、インテルなどが売られており、好決算を叩き出したサービスナウは大きく上昇しています。ネットフリックスも7%程度上げております。

日本も決算が続きますが、本日もよろしくお願いいたします。

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渡辺

渡辺

起業家兼投資家 / 元野村證券機関投資家エクイティセールス

起業家兼投資家 / 元野村證券機関投資家エクイティセールス。

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