3Mの企業概要
会社名 | 3M Co |
代表者 | マイケル・ローマン |
設立年 | 1902年7月 |
本社 | 米国ミネソタ州 |
業種 | 医療関連 |
3Mは、主に化学系の素材の開発に強みを持つコングロマリット企業である。
コングロマリット企業とは?
技術的にも市場的にも、相互に関連性のない事業の集合から形成された複合企業のこと。日本では楽天やソニーなどが該当する。
活動領域は幅広く、主に4つの分野に分けて事業を行っている。
事業 | 内容 | シェア |
---|---|---|
Safety & Industrial | 工業、電力市場を対象とした産業 | 37% |
Transportation & Electronics | 自動車や電子用製品関連業界を対象 | 27% |
Cosumer | 消費財関係の開発 | 17% |
Healthcare | 医療関連や食品関連をカバー | 26% |
51のコア技術を中心にした高い製品開発力を武器に成長を続けることに加え、積極的な企業買収でカバー分野をどんどんと拡大させていく。
3Mがこれまで大きく成長してきた背景には、その企業文化が大きくかかわっている。多くの企業文化があるが、その中でも特に注目されているのは以下である。
【3Mの企業文化】
- 15%ルール:業務時間の15%は自分のやりたい仕事をする権利
- ブートレッキング:上司の命令に背いて、業務時間外に会社の設備を使っての研究開発が出来る
- 11番目の戒律:部下のやりたい仕事は、上司がプロジェクトが失敗すると証明しないとやめさせられない
- ジェネシスプログラム:自分の担当外の分野や、部門承認が下りなかったプロジェクトでも、本部承認を得られれば予算がおりる
これらの企業文化が3Mをこれまで大きく成長させてきており、ポストイットなどの世界的発明につながっている。
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