米国Market View　2022年2月2日(水)

おはようございます。渡辺です。

2022年2月2日の米国株相場を見ていきましょう。

HEADLINE

主要３指数続伸、ダウ0.78％、SP500が0.69％、ナスダックが0.75％。ISM製造業指数は57.6％とコンセンサス57.7％を下回る結果となる(12月は58.8％)。

求人数は10.9百万人となり、12月より15万人増加。エコノミストのコンセンサスは10.5百万人ということで、労働市場は依然タイトであることが示された。

株価指数

セクター情報

個別銘柄情報

上昇率上位

下落率上位

個別株ニュース

○Match Group[MTCH]決算。マッチングアプリTinderの会社。売上8億610万ドル(前年同期６億5140万ドル、コンセンサス8億1990万ドル)、利益1億6,860万ドルの赤字(前年同期1億4,900万ドル)。オミクロンの影響を受け、日本やその他アジア市場でユーザーエンゲージメントに影響が出たとのこと。ARPUはyoy8％増加して16.16ドル。会員はyoy15％増加して1,620万人。販管費や減価償却費の増加でコストが30％以上増加。

○ElectronicArts[EA]3Q決算。FIFA21などのスポーツゲームやアクションゲームを多数展開するゲーム会社。売上は17.9億ドルに増加(前年同期16.7億ドル、コンセンサス17.5億ドル)、利益は6,600万ドル(前年同期2億1,100万ドル)。利益の進捗が弱い印象。株価は時間外で5％売られる。

○Alphabet[GOOGL]決算。グーグル決算。売上、利益は206億ドル(前年同期152億ドル)、EPS30.69ドル(前年同期22.30ドル)。OPMも改善29％(前年同期28％)。4Qは広告ビジネスも堅調で、総広告費は１年前の462億ドルから612億ドルへ増加。検索は319億ドルから433億ドル。Youtubeの広告売り上げは69億ドルから86億ドルへいずれも増加。Pixelスマホも四半期売り上げ最高を記録し、クラウドビジネスもyoy45％増の55億ドル。株式分割も発表20：1。

○Gilead、ギリアド決算。売上72.4億ドル(前年同期74.2億ドル)とやや減少。利益も３億8200万ドル(前年同期15億5000万ドル)から減少。EPSはコンセンサス97セントに対して30セント。レムでシビルは、13.6億ドルとyoy30％減少(前年同期19.4億ドル)。発表した2022年のガイダンスは通期調整後EPS6.20-6.70ドル。終わった期のコンセンサス調整後EPS1.59と比較するとやや強めな印象。2022年から2.8％増配することも発表。

○GM決算。ゼネラルモーターズ。売上は336億ドル(前年同期358億ドル、コンセンサス358億ドル)、利益は28億ドル(前年同期28億ドル、コンセンサス25億ドル)。中国の合弁は前年同期とほぼ横ばいの２億ドルの収益。半導体不足によち生産が制限されたため、車両の出荷台数は前年比43％減少。ガイダンスはOPで130-150億ドルで、コンセンサス136億ドルとおおむね一致。GMは今年初めにシボレー、シルバラードを発表しましたが、今年はその売れ行きに注目が集まりそうです。

○AMD決算。売上は前年32億4000万ドルから48.3億ドルと過去最高を記録(コンセンサス45.2億ドル)。利益は9億7,400万ドル(前年同期17.8億ドル)、粗利率も前年同期の45％、直近のクオーターの48％から改善し、4Qは50％になりました。CEOは各事業の好調を発表し、顧客全体でプロセッサーのニーズが高まり、データセンターの収益が2倍になったと発表した。2022年には次世代PC、ゲーム、データセンターいずれも新製品を発売しさらに成長するとコメント。

○スターバックス決算。売上81億ドル(コンセンサス79.8億ドル)、EPS72セント(コンセンサス80セント)。サプライチェーンのコストと賃金上昇が同社にとってマイナス。北米の店舗ではメニュー価格を引き上げ、これについては四半期利益の増加につながったとのこと。米国既存店売上はyoy18％増加しており、中国市場は既存店売上が14％減少。ガイダンスでは2022年に484店出店し、４％成長を発表。

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