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米国株

米国Market View 2022年2月3日

おはようございます。渡辺です。

2022年2月3日の米国株相場を見ていきましょう。

HEADLINE

主要3指数は続伸。Metaに名前を変えたFacebookの決算発表や、クアルコム、Tモバイルなどの決算もあり。

Metaは時間外で大幅に売り越され、競争が激しくなっていることをマークザッカーバーグも認める。その他の個別株は、前日に発表のあったグーグルが買われる展開。

ADPの雇用統計の発表があり、マーケットコンセンサスを大きく下回る。詳細は下記でコメントしております。

株価指数

指数終値変動率
DJI35,629.33+0.63%
SPX4,589.38+0.94%
IXIC14,417.55+0.50%
RUT2,029.52-1.03%

セクター情報

上昇セクター上昇率下落セクター下落率
1位通信3.09%一般消費財0.53%
2位不動産1.66%
3位公共事業1.46%

個別銘柄情報

上昇率上位

銘柄終値上昇率
Alphabet A2,960.007.52%
Alphabet C2,960.737.37%
QUALCOMM188.206.25%
Marathon Petroleum Corporation78.536.16%
PerkinElmer185.106.08%

下落率上位

銘柄終値下落率
Exelon42.86-25.89%
PayPal132.57-24.59%
C.H. Robinson Worldwide92.54-11.50%
Etsy138.04-9.28%
Netflix429.48-6.05%

個別株ニュース

○Qualcom(クアルコム)決算。売上は107億ドル(前年同期82.4億ドル、コンセンサス104億ドル)、利益は34億ドル(前年同期24.6億ドル)へ増加、EPS3.23ドル(前年同期2.98ドル、コンセンサス3.01ドル)。売上予想は100-108億ドルの間で、おおむね想定通り。EPS
については2.90-3.10に対しての3.23と上振れ。コンセンサスも大幅に上回った。2Qガイダンスは102億ドル。

○Tmobile(Tモバイル)決算。売上は207.9億ドル(前年同期20.3.4億ドル、コンセンサス210.8億ドル)、利益4.22億ドル(前年同期7.5億ドル)。利益の減少は、主に合併関連費用の増加で、これは予定通り。顧客の純増は前年170万人から180万人の増加。2022年にポストペイド電話加入者550万の顧客純増を見込んでいる。終わった2021年は290万だった。これは、ベライゾンを上回り、AT&Tの30万をやや下回る数字感。合併関連費用は今季も45-50億ドルの間で発生することを発表。2022年半ばまでに、Sprintの顧客のネットワーク移行を完了する予定。2022のガイダンスは、267-275億のEbida(コンセンサス279億ドル)、71-76億ドルのFCF(コンセンサス81億ドル)とコンセンサスを下回る数字も、同社のマネジメントはガイダンスを保守的に出してくる傾向にあり、マーケットからはそう悲観的にとらえられていない。時間外で株価は9%上がっている。

○Facebook[Meta]決算。売上は336.7億ドル(前年同期281億ドル、コンセンサス334億ドル)、EPS3.67(前年同期3.88、コンセンサス3.85)。マークザッカーバーグは、若い顧客を対象に盛り上がりを見せているTikTokとの競争を認めたうえで、人々には多くの選択肢があるとコメント。競争の激化に加えて、アプリ内のエンゲージメントが、フィードやストーリーよりうも低いレートで収益化されるTikTokにシフトしているとのことで、逆風は続いていくと予想しているとコメント。メタの重要なKPIの1日当たりのアクティブユーザー[DAU]は5%の増加の19.3億だったものの、コンセンサス19.5億は下回った。

○ADP雇用統計。コンセンサス20.7万人の増加予想に対して、結果は30.1万人の減少。2020年12月以来の1年1カ月ぶりの減少。ほぼすべての業種で減少。一部のメディアでは、一時的とのコメントも見られるが、今後注目していくべきポイントになりそうである

ファクター情報

MSCI Factor終値前比%
最小分散
(USMV)
76.94+1.01%
マルチファクター
(LRGF)
44.57+1.27%
クオリティ
(QUAL)
138.07+1.37%
モメンタム
(MTUM)
168.73+0.85%
バリュー
(VLUE)
108.76+0.94%
サイズ(中小型)
(SIZE)
130.80+0.59%
小型
(SMLF)
54.03+0.07%
グロース
(STLG)
37.04

一言コメント

火曜日引け後に、コンセンサスを下回る通期の収益見通しを引き下げたPaypalは、-24.59%と過去最大の下落幅を記録しました。

インフレによって消費者の支出パターンに影響が出ており、新規のユーザーの獲得に苦戦している模様。

ファクターを見てみると、昨日まで強かったグロース株よりもバリュー株がややアウトパフォームしている。

セクターでは、情報通信のパフォーマンスの良さが目立ちます。
本日も今日と同じくらい決算がありますが、頑張っていきましょう。
 
本日もよろしくお願いいたします。

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渡辺

渡辺

起業家兼投資家 / 元野村證券機関投資家エクイティセールス

起業家兼投資家 / 元野村證券機関投資家エクイティセールス。

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