コンテンツが増えた「日経会社情報DIGITAL」
筆者は、上場企業の決算や株価の確認などのために、日本経済新聞ウェブサイト(以下:日経サイト)をよく利用しています。
その日経サイトが2022年4月にサービスを増やしました。
実は「ひっそり」とスタートしていて、気づいていない方が多いと思うので、ご紹介しようと思った次第です。
「米国株情報」が加わった
米国株情報の提供が始まりました。
米国株、米預託証券(ADR)からETF、REITまで9800銘柄をカバーしているそうですが、知らないとサービスを使えないかのようにひっそりとしたサービスです。
日経サイトで「マーケット」を選んだら「日経会社情報」を選びます。
ボックスで、米国株のティッカーを入力すると候補が表示されますので、閲覧したい銘柄を選びます。
見た目は日本株とほぼ同様ですね。
株価と売買高、予想PER、配当利回りなどはこれで十分確認できます。チャートも日本株と同様です。
「アルファベットA」を例に、もう少し詳しく見てみましょう。
「ニュース」は電子版の会員のみが閲覧できるもの(鍵マークがついている)が多いです。これは日本株でも同様です。
「業績・財務」にはFactSetのコンセンサスデータが使用されています。このデータをだれでも閲覧できるのはありがたいと思います。
便利な機能は「株探」と連携された、「関連テーマから探す」です。
日米の関連株(と想定される銘柄)にリンクがあり、銘柄名だけならすぐに確認できて一覧性に優れていると思います。
日米市場の物色テーマを知る
「株探」との連携は米国株だけではなく、日本株機能にも見られます。
「円安メリット」とか「ディフェンシブ」といったテーマに関し「株探」が定義する関連銘柄を確認することができます。「最高益企業」といった切り口も便利ですね。
URL(日本経済新聞「人気テーマ10位」)をブックマークしておくといいでしょう。
日本株だけではなく、米国株にも同じ機能があります。
テーマ検索ができる
銘柄検索のために使う検索機能で、テーマの検索も可能です。
試しに「円安」と入力したら、このような候補が表示されました。投信銘柄までヒットするのは、便利な人がいるかもしれません。
検索の言葉によっては、個別銘柄もヒットします。想像力を働かせると、思わぬお宝発掘ができるかもしれません。
最後に
日本株マーケットの動きが少ない大型連休中、例えば天気が悪くて出かけられないなんて時にあれこれ試すとあっという間に時間がつぶれると思います。
無料で使える機能が多いですから、知っておいて損はないと思いますよ。
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