1/19日為替市場の概要
- ドル円、日経平均急落、10年債利回りの上昇一服等に米国時間に114.21まで反落
- ユーロドル1.13台半ばに反発、ECBの資産購入鈍化、ウクライナ情勢緩和が背景
- ドル円115円台の上値重いがテクニカルな上昇トレンドは継続中
- ファンダメンタルズも、日米金融政策格差が明らかな現状では安易なドル売りは避けたいところ
- ドル円相場の反発をメインシナリオとして予想い
- 本日の予想レンジ:113.80ー114.60
1/19の振り返り
昨日に引き続き19日(水)のドル円相場も冴えない動きが続きます。
米金融政策の早期正常化に伴う米長期金利の急上昇がドル円の上昇を妨害しています。
債券市場を見てみると、日本時間19日の早朝、米10年債利回りは1.87%を記録しました。(昨日は1.9%を記録)
約2年ぶり高水準です。また2年債利回りに至っては1.043%で推移しています。2年債が1%を突破したのは2020年2月以来です。
東京時間の午前中、ドル円は114.80円辺りまで上昇するも、米国金利の急上昇などの懸念材料から日経平均株価の急落。これによりリスク回避の円買い圧力が強まりました。
再び債券市場をみると米20年債の入札が良いです。相場はナスダック一色で火の光を浴びない債券市場が徐々に息吹を取り戻してきた様な印象です。
米金利は乱高下(どちらかと言うと低の圧力が強い)を繰り返す事で、米ドルが売られ米国時間午後には安値の114.21円を記録しました。
引けにかけての反発も鈍く、現在も114.20円辺りを推移しています。
本日のドル円相場の予想
1/14に記録した安値113.48円の反発から4日後には115.06円まで急伸。その後114円台前半へ反落する動きを見ると現在は113.50円から115円の1.50円間がボックス相場内に居ると考察します。
上昇トレンドは未だ継続するも、地合いはとても不安定。ボックス内を下抜け、反発したラインを見ると、112.50円辺りが最後のボーダーライン。ここを抜けると、どこまで落ちるか分かりません。ここを落ちなければ、上昇トレンドは続くと考察します!
先日の日銀金融政策決定会合でもあった様に、金融緩和政策の長期化が示唆された日本と、早期の利上げを行いたいアメリカとの金融政策格差は明らかであり、通貨は低い金利から高い金利に移るので。
ドル円に至っては安値圏での狼狽売りは、相場全体でも避けたいところではないか?と僕は考えます!
考えは変わらず、当方の間はドル円相場の反発をメインシナリオとしています!
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